トリゴネリンはアルカロイドと呼ばれる分子で、特にコーヒー豆に多く含まれているが、他にもスパイスのフェヌグリークや大麦、トウモロコシ、大豆、タマネギ、トマトなど、さまざまな植物に含まれている。
独医学誌ネイチャー・メタボリズムに掲載された新たな研究では、複数の生物種の血液中のトリゴネリン濃度を調べたところ、濃度が高いほど筋力や筋機能が高いことが分かった。逆にトリゴネリン濃度が低いと、加齢にともなう筋肉量の減少や筋力の低下を示すサルコペニアを引き起こす可能性が高かった。
この研究を主導したのはスイスとシンガポールの学者だが、米国、英国、フィンランド、イラン、オーストラリアを含む複数の国の研究者が参加した。
研究を率いたスイス・ネスレ・リサーチのジェローム・フェージュ博士は、食品から得られる天然分子が細胞の老化の徴候に作用することを発見し、高揚していると述べた。
その上で、トリゴネリンが加齢にともなう細胞代謝と筋肉の健康維持に役立つことは、将来有用な応用につながる可能性があると強調した。
コーヒーは心臓や血管の働きを促進するなど、さまざまな健康効果があるとされている。他方で、カフェインを大量に摂取すると、不眠や頭痛、不安感や落ち着きのなさといった症状を引き起こすこともある。
また、ブラックで飲めばコーヒー自体のカロリーはほとんどないが、一般的なコーヒー系飲料には砂糖や脂肪が大量に含まれていることが多く、適度に摂取しないとダイエットに悪影響を及ぼす可能性もある。
引用元: ・【ドイツの医学誌】コーヒーに含まれる成分が筋肉の若返りに効果
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正しく処方すればトリカブトだって命を救う薬にもなるけど、たくさん摂取したら害毒のほうが効いてくる
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