林官房長官:麻疹ははしかとも呼ばれ、感染力が非常に強く、海外との往来の再活発化にともなって、国内での旅行にも注意が必要な状況。
政府が注意を呼びかける理由は、実際に「関西」でも感染が広がりつつあるからである。
感染者が深刻な症状を語ってくれたのでみていく。
36歳の時にはしかに感染した増田さんは、ワクチン接種の接種歴はなかったそうだ。 発症初日に40度の熱が出て、解熱剤が効かず、39度の熱が7日間も続いた。
7日目に腹部に発疹が出て、はしかを疑い、自力で救急車を呼んで入院することになったそうだ。
重篤な脱水症状におちいっていて、17日間の隔離入院となり、治療費は自己負担分だけで18万円かかったそうだ。治療が終わった後も体力が激減して復調まで半年かかったということだ。
増田さんはワクチン接種の接種歴ナシということだったが、「昔、打った『3種混合ワクチン』に、はしかも含まれていると勘違いしていた」と話した。
はしかに感染すると怖いのが…肺炎や脳炎など合併症を引き起こす恐れがあり、はしか感染者1000人に1人が死亡している。この致死率はどう解釈すればよいのだろうか?
関西医科大学附属病院 宮下修行医師:インフルエンザと比較するのが1番分かりやすいと思います。インフルエンザは超過死亡の原因になって、だいたい致死率が0.01%。はしかは0.1%で、当然はしかの方が致死率が高い病気である。
つまり、インフルエンザよりも怖い病気だとご理解いただけるかと思います。
ワクチン接種は世代によって違うが2回接種が必要
はしかの感染を防ぐ方法としてワクチン接種があるが、世代によって接種状況が違う。
・23歳以下の世代はワクチンを2回接種している。
・23歳から33歳までの世代は1回接種と2回接種の人が混在している。
・33歳から51歳までの世代は1回接種。
・51歳以上の世代は接種がない世代だ。
1回接種だけでは不十分なのだろうか?
「2回接種で確実に抗体保有率95%」ということですがどういうことだろうか。
関西医科大学附属病院 宮下修行医師:まず1回のワクチンだけでしたら、今、メッセンジャーRNAワクチン、コロナのワクチンというのは、ブースターをかけています。ですから2回打つというのは、ブースターをかけることによって、より長く抗体を保有させようという狙いがあります。
したがって1回だけだと、減衰が早い人だったら、10年ぐらいで消えちゃいます。ですので、ブースターが必要になってくるわけです。
引用元: ・【はしかに感染した感染者】「ワクチン接種の接種歴はなかった、発症初日に40度の熱が出て解熱剤が効かず、39度の熱が7日間も続いた、17日間の入院治療が終わった後も体力が激減して復調まで半年かかった」
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