贈呈式は2月下旬に都内で開かれ、受賞者には正賞の時計と副賞100万円が贈られる。
鳥山氏は兵庫県生まれ。2023年「あるもの」で三田文学新人賞、25年「時の家」で野間文芸新人賞を受賞。芥川賞は初の候補入りで受賞が決まった。受賞作は一つの平屋を舞台に、3代の住人を「家」の視点から眺めた小説。建築士としての経験を生かし、建設にあたる人の思いや住人の暮らし、解体という場面を詳細に描き、建物に宿る記憶をたどる。
畠山氏は大阪府生まれ。15年「地の底の記憶」でデビュー。芥川賞は初の候補入りでの受賞決定。受賞作の主人公は大阪府の茨木市役所に勤める30代の地方公務員。生活保護で暮らす謎の「先生」と出会い、市内の遺跡の出土品をモデルにした銅鐸(どうたく)づくりを学ぶうちに、地域史にのめり込む。過去に共鳴する主人公を通して、戦後日本が抱える欺瞞(ぎまん)を喝破する。
直木賞に決まった嶋津氏は東京都生まれ。16年「姉といもうと」でオール読物新人賞を受賞。直木賞は2回目の候補入りで受賞が決まった。受賞作の舞台は東京・上野にあるカフェー。大正から昭和にかけて女給として働き、それぞれの道を見つけていった個性豊かな女性たちの群像を描く。
25年7月の前回、第173回は芥川賞・直木賞両賞とも「該当作なし」で話題になった。両賞該当作なしは1998年の第118回以来27年半ぶりのことだった。
日本経済新聞
2026年1月14日 18:52
(2026年1月14日 19:11更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD10BK40Q5A211C2000000/
引用元: ・【文芸】芥川賞に鳥山まこと氏・畠山丑雄氏、直木賞に嶋津輝氏 [征夷大将軍★]
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