◆「日本人ファースト」と戦前の空気が重なって
「『日本人ファースト』という言葉から外国人排斥の空気がどんどん強まっていて『怖いな』とすごく感じている。(戦前の)日本の『空気』に重なる気がする」?。昨年12月8日夕。東京・中野の杉山公園で開かれた市民集会でライターの和田静香(60)はマイクをとり、声を上げていた。
和田は、日中対立が激化している現状に言及しながら「みんながあおられているのが怖い。『共に生きる』ことが大事なのに、今、どんどん(外国人を)排斥する方向に向かっているように感じる」と強調する。
戦前の1923年に起きた関東大震災では、偽情報に扇動された群衆らが当時日本の植民地とされた朝鮮半島出身の人々を虐殺する事件が発生。その後も民族的な選良意識や中国などアジア諸国に対する差別意識、米英などに対する敵意などをあおる言動が広がり軍部を後押しした。
米英からの経済的抑圧に対抗するという側面など複雑な要因はあったが、結果として戦争への道を突き進んだ。
◆「差別や排外主義が行き着く先は戦争しかない」
現在は、日本を「美しい国」と呼称した元首相・晋三の後継者を自任する高市早苗が首相に就任。外国人への監視を強化し、排外主義や政権への批判を許さない空気を一段と強めかねないスパイ防止法の制定に向けた動きを本格化させつつある。
和田は「差別や排外主義が行き着く先は戦争しかないということに気付いてほしい。戦争になったらどんなことが起きたか。みんな、もう一度思い出してほしい」と訴えた。
集会には、市民約100人が参加。集会後は40分ほどの時間をかけて「排外主義にさようなら」などとシュプレヒコールを上げながら、JR中野駅周辺までデモ行進を行った。
◆「日本人ファーストの何が悪いのか」との言葉に
これまでは本や雑誌などで社会課題を発信し続けてきたが、一昨年3月、有志で「ヘイトスピーチをゆるさない中野」を結成。不定期で街頭での呼びかけやデモ行進を始めた。SNS上の外国にルーツを持つ人への差別的な投稿の数々をみて「許せない」と感じたのがきっかけだという。
昨年7月には、MCとして出演しているインターネット番組で外国人差別問題をテーマに、SNS上で話題になっている生活保護などで「外国人が優遇されている」との事実はないことを統計資料など「ファクト」も交えつつ伝えた。
ただ、同月の参院選では「日本人ファースト」を掲げた参政党が躍進を果たした。和田は「(選挙期間中に)複数の人たちが『日本人ファーストの何が悪いのか』と言っていたのはショックだった」。
◆私たちと同じような「普通の人たち」なのだろうから
10月の自民党総裁選では高市が総裁に選ばれ、自民と日本維新の会の連立合意にはスパイ防止法制定に加え外国人規制強化などの政策も列挙された。11月の首相の高市による台湾有事発言は中国との対立を激化させ、SNS上は排外主義的な言説が吹き荒れた。
時にはあきらめを感じることもある。それでも、SNS上で差別的な言動を繰り返す人々も実際には「物価高で苦しみ、不満のはけ口を探しているなかで『外国人が優遇されている』といった偽情報を信じてしまった、私たちと同じような『普通の人たち』なのではないか」とも思う。
だからこそ「『差別はやめよう』という声を上げていく。耳に入れていく。話すことをあきらめない」と決めている。
引用元: ・【東京新聞】中高年シングルの私は差別にあらがう、排外主義にあおられるな 「みんながあおられているのが怖い。共に生きることが大事なのに、今、どんどん(外国人を)排斥する方向に向かっているように感じる」
お互いが共闘することで既婚子持ちに仕返しできるからな
子孫のいない独身は日本が外人に乗っ取られようが関係ないし、外人は日本に未来永劫居座れる
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