2006年公開のスタジオジブリ映画『ゲド戦記』は、興行収入78億円超のヒットを記録しました。
しかし原作者のアーシュラ・K・ル=グウィン氏は、完成した映画に対して公式サイトで辛辣な批評を公開したことでも知られています。
「原作の精神に反している」「支離滅裂」といった厳しい言葉が並ぶ中、実は絶賛した部分もありました。
そもそも、なぜ原作者はここまで怒ったのでしょうか。
ル=グウィン氏は、自身の公式ホームページに映画『ゲド戦記』についての感想を記しています。「著者に『どうしてあの映画は……』と質問しても無駄です。著者も『どうして?』と思っているのですから」という書き出しから始まる文章は、かなり辛辣なものでした。
言及は多岐にわたり、それは制作の経緯にも及んでいます。当初、宮崎駿監督の関与を期待していたものの、実際には制作に携わっていなかったことなどを挙げ、契約交渉時の話と違う展開に戸惑いを感じていたとか。
作品自体については「全体としては、美しい映画です」と認めながらも、『トトロ』のような細密な正確さや『千と千尋』のような豊かなディテールには及ばないと感じたようです。
また登場人物たちによる暴力が原作の精神に背くものだとし、ストーリーの統一性、メッセージの明確さといった点にも疑問を投げかけていました。
特に原作にない「父殺し」については、その意味不明さを指摘し、悪役「クモ」を倒して終わることで物語が解決してしまうシンプルさにも疑問を呈しています。
ル=グウィン氏は、原作と映画は異なるものだと承知しつつも、「40年にわたって刊行の続いている本を原作に、同じ題名を冠するからには、その登場人物や物語全体に対して、ある程度の忠実さを期待するのは当然ではないでしょうか」「本だけでなく、読者をも軽視するこのやり方は、疑問に思います」と綴っていました。長年愛されてきた原作と読者への配慮を求める言葉といえるでしょう。
ところが、そうした辛辣な批判の中でも、ル=グウィン氏が絶賛した部分がふたつ、ありました。
ひとつは、「ゲド」役を演じた菅原文太さんの声です。ル=グウィン氏は「ゲドの温かくて暗い声は特に素晴らしかった」と述べています。
作品への厳しい言葉が並ぶなかで、「特に素晴らしい」という評価は際立っているといえるでしょう。
もうひとつが、手嶌葵さんが歌う主題歌「テルーの唄」です。ル=グウィン氏は「テルーが歌う素敵な唄が、映画の吹き替え時に元の形で残されることを望みます」と記していました。
原作者から厳しい評価を受けた『ゲド戦記』ですが、「声」と「歌」というふたつの要素だけは、言葉の壁を超え原作者の心に届いたようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e40a73e6f7ebe7dec3b25ec50fc35c6dadbcf162
引用元: ・映画『ゲド戦記』原作者ブチギレはガチ それでも絶賛したふたつのポイントとは? [jinjin★]
何十億円規模やろな
原作者のゲド先生ではないやろ
原作者なんて吾朗殺したいくらいやろ
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