彼はなぜ本誌の取材に応じたのか。無表情で記者に一礼して着席した白石にまずはそれを聞いた。
「週刊誌の人なら、やっぱりコレ(カネのジェスチャー)を出してくれるんじゃないかなと思って……。以前手紙や雑誌の差し入れをくれた講談社の人に会おうと思って指名しました」》
だが、本誌記者が質問をすると「(指で丸を作りながら)コレ次第。おカネさえくれれば、何でも話します」と言ったきり押し黙ってしまい、何を聞いても「カネ次第」と答えるのみだった。
◆差し入れでテンションが上がった白石
なぜカネに固執するのか。本誌は白石の本意を探るべく、接見後に上限額である3万円を差し入れた。すると、最初の接見から4日後、再び接見に応じた彼は前回とは打って変わった様子で、
「3万円が入ってきて、かなりテンションが上がりました」と、笑みを浮かべながら語り始めたのだった。
《「400円で唐揚げ弁当を買いました。正直、おカネを持っていると、拘置所に行った時の生活が全然違うんですよ。拘置所には売店があってチョコパイ、板チョコ、アンパン、クリームパンがあります。
おカネがないと本当に辛いと中の人からも教えてもらったので、出来るだけ蓄えて拘置所に行きたい。
定期的に現金を差し入れてもらえるなら、これからは手紙も書きます。フライデーさん宛てだけじゃなく、僕の両親に向けての(懺悔の)手紙も書きますよ。値段は宛先によって変えますが」》
記者の目をみつめながら白石はペラペラとしゃべり続けたという。
この当時は裁判が始まるのはまだ先の話だったが、彼が起こした前代未聞の凶悪犯罪は極刑をまぬがれないだろう。人生に心残りはないのだろうか。
《「やっぱり、もっと美味いものが食べたかった。好きだった『蒙古タンメン中本』のラーメンとか……。あとは女遊びももっとしたかったなって。本当に普通のことですけどね」》
その言葉に事件への反省や被害者への謝罪はかけらもなかった。カネをせびるのも、勾留中の食生活という楽しみを充実させたいから。どこまでも自己中心的で目先の快楽しか考えていなかったのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a2cc8300ee86a65f3955d47c982899e59987fbb
引用元: ・座間・9人殺害白石元死刑囚「金次第。お金をくれればなんでも話す」 [194767121]
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