ドアノブ外れ、非常ボタン電源不備…赤坂サウナ火災、ずさんな安全管理に捜査のメス
美容室を経営し、白髪染めの独自技術をセミナーで発信するなど、仕事に熱心に取り組んでいた松田政也さんと、ネイリストとして活動していた妻の陽子さん。サウナ室内には、2人がさまざまな手段で脱出を試みたとみられる形跡が残されていた。警視庁は店の安全管理体制に不備があったとみて、業務上過失致死容疑での関係先の家宅捜索に踏み切った。
https://www.sankei.com/article/20251225-7XV4F2TOMRMMTMHQXIE55HIRDQ/
引用元: ・サウナ夫婦死亡 被害者は異常を知らせるためタオルを燃やしたり柄杓でドアをこじ開けようとしていたか [478973293]
焼死や高体温症死の可能性
SAUNATIGERは5つの個室がある高級プライベートサウナ店。松田さん夫婦は15日午前11時ごろ来店し、午後1時までの予約だった。正午ごろに煙感知器が作動し、従業員が異変に気付いたが、夫婦は搬送先の病院で死亡が確認された。死因は分かっていないが、焼死や高体温症死などの可能性がある。
扉の隙間に削れたような跡
捜査関係者によると、出入口の扉の隙間には、削れたような跡があった。室内にあったひしゃくの柄が外れており、扉の隙間に差し込んでこじ開けようとした可能性がある。扉のガラス部分にはたたいたような形跡があり、政也さんの手には、皮下出血や皮膚の変色が確認された。
室内に設置された非常ボタンのプラスチック製のカバーが落ちており、夫婦が押したとみられる。脱出を試みたのか、サウナ室内にある通風口の一部も壊れていた。
意図的にタオルを燃やした可能性
火災は、高温のサウナストーンにタオルが触れたことで起きたとみられるが、ある捜査関係者は「異常を知らせるために、夫婦が意図的にタオルを燃やした可能性もある」と指摘する。
これまでの捜査で、店の安全管理体制のずさんさも明らかになってきた。サウナ室の木製の扉は取っ手が内外ともに外れ、「ラッチボルト」と呼ばれる突起がひっかかって開かない状態になっていた。取っ手は修理業者が今年4月に付け替えたとみられ、取っ手の不具合で閉じ込められた可能性がある。
非常ボタンは検査対象外
非常ボタンの受信盤の電源は入っておらず、押しても作動しない状態だった。オーナーの男性は警視庁の聴取に「今まで電源をいれたことがない」と説明。火災発生当時、ビル内に従業員はいたが、受信盤のある事務所は無人だった。
店は令和4年に旅館業の許可を取得しており、5年に港区が立ち入り検査を実施していたが、非常ボタンなどは検査の対象外だった。サウナは消防法の関係法令を基に自治体の条例などで設置や管理の基準が定められており、警視庁はサウナの安全に関する基準なども参考に、店の経営実態や安全管理の状況などを調べている。
その時にドアの取っ手が壊れた
必死で直そうとして、十数分の時間が経つ
ドアを開けるのを諦めて、非常ベルを押す
ベルを押したから、従業員が来るのを待つ
それで30分ほど待っても誰も来ない
もう頭はクラクラ、汗は大量で脱水症状になってる
限界をとっくに超えてる
このままでは死ぬしかない
そうしてようやく扉を壊そうと考える
そんな状態で、パニックにならずに冷静に対処できる?
脱出ゲームみたいに考えてない?
同じ状況、同じ体力、同じ脱水症状の状態でできるの?

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