MBS
2025/12/19 19:15
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20251219/GE00070429.shtml
大阪市立の小学校の事務職員が、保護者に支払うべき就学援助費を支払わず、さらに虚偽の領収書を作成し、不正を隠ぺいしていたことが判明しました。
支払われるべき援助費は、校内の金庫に保管されていたということで、動機は現時点では明らかになっていません。
大阪市によると、市立小学校に勤務する事務職員(男性・30代)は今年7月、学校長管理の口座に振り込まれた就学援助費約18万円を引き出したものの、支給対象である3人の保護者に支払わず、事務室内の金庫に保管したということです。
就学援助制度は、経済的理由により就学が困難な大阪市立小学校の児童らに、教材費や給食費などを支援する制度で、学校長管理の口座に振り込まれた就学援助費を事務職員が引き出し、対象の保護者に手渡しする運用となっています。
今年11月、市教委が小学校の事務処理についての点検を行った際、事務職員は保護者3人に手渡したと見せかけるため、領収書を偽造して提示していたということです。
12月9日に保護者のうちの1人から「就学援助費の振り込みがない」と申し入れがあり、市教委が調査したところ、事務職員は支払っていないと認めましたが、“残り2人については支払った”として、領収書の写しなどを提出したということです。
しかし翌日、市が再度聞き取りをしたところ、その写しも偽造だったことが発覚しました。
当該の保護者らには、小学校側が謝罪し、すでに支払いを実施。市教委は、事務職員が他にも不適切な事務処理をしていなかったか調べたうえで、結果次第では何らかの処分を検討する構えです。
男性事務職員がなぜ不適切な処理に及んだかは、現時点では判然としていないということです。
市教委は「関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げますとともに、市民の皆様の信頼を損なうこととなりましたことを深く反省し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
引用元: ・大阪市立小学校の事務職員が就学援助費を保護者に支払わず、市の点検では偽造した領収書を提示 動機は判然とせず [七波羅探題★]
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