「1食でも節約しないと、年を越せなくなります」
12月13日の夕方。東京・池袋にある東池袋中央公園。弁当の無料配布の列に並んだ40代の男性は、寒そうに手をこすり合わせると、そう言った。
この日は、生活困窮者を支援するNPO法人「TENOHASI(てのはし)」が月2回行っている「炊き出し」の日だ。弁当の無償配布のほか、生活・医療相談なども行っている。
列に並ぶのは中高年男性が多いが、女性や若者の姿も目立つ。寒風のなか、弁当を配り始める午後6時には、広い公園に長蛇の列ができた。
冒頭の男性は、都内のアパートから1時間近く歩いて来て、配布開始の1時間以上も前から並んだ。
東海地方の出身。大学卒業時は就職氷河期だったこともあり、正社員になれず契約社員として働いてきた。5年ほど前に体調を壊すと雇い止めにあい、以来、日雇いの仕事などで食いつなぐ。
収入は手取りで月18万円ほど。そこから税金や家賃や光熱費などを引くと、生活はギリギリ。財布には、数千円のお金しか入っていないという。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/79d02919b8ac880ddbf10d9e8f7032aa63dc0233
引用元: ・【貧困】「クリスマスケーキを用意できない」が7割超 炊き出しにも長蛇の列 生活困窮者に厳しい年の瀬が到来
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