米国向け自動車輸出が持ち直し　11月1.5%増、8か月ぶりプラス

2025年12月17日 12:00

米国向けの自動車輸出が8カ月ぶりにプラスとなった
財務省が17日公表した11月の貿易統計（速報）によると、日本から米国向けの自動車輸出は前年同月比1.5%増の4996億円だった。前年同月を上回るのは8か月ぶりだ。米国が9月に関税を引き下げた影響で、持ち直してきた。

トランプ米政権が4月に日本からの輸入自動車に25%の追加関税を課した。米国への自動車の輸出額は5月に前年同月比24.7%減の3633億円となり、6～9月も2割超の落ち込みが続いた。

従来からの2.5%を含め27.5%だった自動車関税は日米両政府による交渉の結果、9月16日に15%に引き下げられた。10月の輸出額は前年同月比7.5%減の4607億円と、減少率が前月から16.7ポイント縮小した。11月は追加関税が課される前の3月以来のプラスとなった。

輸出台数は前年同月比7.7%増の12万2503台だった。プラスとなったのは6月以来、5か月ぶりだ。

1台あたりの輸出価格も持ち直しの動きがみられる。（略）

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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA165AG0W5A211C2000000/