少子高齢化に伴い、野球の競技人口は減少の一途をたどっている。今年8月の東北少年軟式野球大会で優勝し、来春の全国大会に出場予定の岩手・大船渡市立東朋中軟式野球部(東朋野球クラブ)の鈴木賢太コーチは、2年生世代の選手に「あと10年、20年経てば中学校自体なくなるかもしれない」と包み隠さず伝えた。野球人気獲得のため躍起になる大人は少なくないが、今まさに白球を追っている子どもたちは現実とどう向き合い、何を感じているのか。
佐々木朗希投手(ドジャース)が小学4年から高校までを過ごした大船渡市にも例外なく少子高齢化の波は押し寄せており、スポーツ少年団の統合も増えてきた。中学への入学者数は今後さらに減少する見込みで、だからこそ鈴木コーチは選手たちに投げかけた。「記憶だけでは数年しか残らない。記録を残して、自分たちが大人になった時に『ここでやったんだ』と思い返せるようにしよう」。その言葉には、母校で野球に打ち込んだ確かな「足跡」を残してほしいとの思いが込められている。
選手たちに野球の競技人口減少についてどう捉えているか聞いてみた。主将の志田栄駿選手(2年)は「自分たちは野球が好きなので、野球の人気がなくなったという話はこれ以上聞きたくないです」とポツリ。「優勝してニュースになることで野球の楽しさを伝えて、野球を始める人を増やしたい」とも口にした。
続く
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https://news.yahoo.co.jp/articles/f36e2f0f60ffe4e45acb6017563297a8f900f676
引用元: ・野球離れのニュース「聞きたくない」 押し寄せる少子化も…中学生の“本音”と残す足跡 [王子★]
野球は五イニングにするしかない
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