最初は警戒心を抱かせない内容で参加者を募集し、その後はメンバー間の連絡先交換を禁止するなど細かく管理する。
一度加わると抜けるのは難しく、府警は注意を呼びかけている。(北島美穂、川本一喬)
高額代金提示
大阪や兵庫など4府県で2023年5月~昨年4月、トヨタ社製の高級車「レクサス」を中心に車やバイクなど14台(総額約8760万円)が盗まれた。
府警は事件に関わったとして、20~30歳代の男14人を昨年6月から今年7月までに窃盗容疑などで相次いで逮捕、書類送検した。
「車を売ります」「車を運ぶだけで手数料がもらえる」……。
犯罪への関わりを感じさせない内容でSNSや知人を通じて勧誘し、徐々にメンバーが拡大していく過程が、府警の捜査で見えてきた。
捜査関係者によると、メンバーは当初、お互いに知人関係にあった3人で、この3人は実在した麻薬王「パブロ・エスコバル」などと名乗り、SNSで仲間を募集した。
「車を売ります」と投稿し、それを見て連絡してきた相手を秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」でのやり取りに誘導。
購入が難しい高額な代金を提示し、「金で困っているなら仕事をしないか」と呼びかけていたという。
こうしたやりとりで実行役3人が集まり、窃盗を繰り返す中で実行役がさらに勧誘を広げて最終的にメンバーは計14人に膨らんだ。
役割は指示役、参加者の募集、現場での窃盗行為、盗品の運搬などに細分化されていたという。
盗んだ車は1台150万~200万円で売却され、海外へ輸出されたとみられている。
府警は、逮捕のリスクが高い窃盗行為を押しつけるため、実行役を拡大したとみている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/53eb111b9ee13c470a3eae9cc7223a7fbb2af5f1
引用元: ・【闇バイト】SNSで「車を運ぶだけで手数料がもらえる」と勧誘、高級車窃盗団に引き込む…府警幹部「強盗よりメンバー集めやすい側面」
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