農薬問題に取り組む非政府組織 Pesticide Action Network Europe(PANヨーロッパ)は4日、PFASに関する独自の調査結果を公表。朝食用のシリアルやバゲット、クロワッサン、パスタ、全粒粉パンなど、穀物を原料とした加工食品を調べたところ、全体の81.8%にあたる54製品からPFASの一種であるトリフルオロ酢酸(TFA)が検出されたと発表した。欧州16カ国で市販されているものを購入して検査した。
TFAは国際条約で製造・使用・輸出入が禁止・制限されているPFOAやPFOSなどに比べると毒性は低いとされるが、実際にどれくらいの毒性があるかは解明途上。検出される頻度が高いことから、フランスなど一部の国で規制強化論が浮上している。
今回検出されたTFAの平均濃度は1キロあたり78.9マイクログラム(1マイクログラムは100万分の1グラム)で、PANヨーロッパが以前調べた水道水のTFAの平均濃度を107倍上回った。
最も高かったのはアイルランドで購入した朝食用シリアルで1キロあたり360マイクログラム。他にベルギー産全粒粉パンが340マイクログラム、ドイツ産小麦粉が310マイクログラム、フランスのバゲットが210マイクログラムなど、小麦粉製品が全般に高かった。
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