読売新聞
新潟県で名物の笹ささ団子に欠かせないササの葉が手に入りにくくなり、和菓子業者が頭を悩ませている。クマとの遭遇や熱中症を懸念し、山林に生育するササを採りに行く人が減っている。一部を中国産に頼る現状に、関係者は新潟の食文化を残そうとササの葉の確保に奔走している。(新潟支局 徳井観)
国産7割
笹団子は、もち米にヨモギを混ぜた生地にあんこを包み、ササの葉で巻いて蒸す。年間150万個を販売する「田中屋本店」(新潟市江南区)は、長さ25センチほどのササの葉を700万枚使っているが、国産は7割で残りは中国からの輸入品だ。笹団子を作り始めて半世紀がたつなか、専務の田中孝太郎さん(43)は「国産はここ数年で急激に手に入らなくなった」と嘆く。
ササの葉には、防腐作用もあるとされる。ただ、冷凍の中国産は巻くときに裂けてしまうこともあり、田中さんは「ササを自社で生産することも検討しなければ」と語る。
仕入れ半分に
新潟の団子店では、地元のほか、青森や長野の山林で採れるササの葉を使うことが多い。6月頃から採取されるが、クマの出没が相次ぎ、危険もあるため採りに行く人が減った。高齢者が多く、熱中症を懸念して見合わせる人もいる。
現在は年間5000万枚のササの葉を仕入れるという小林多男商店(長野市)では、5年前と比べて量が半減した。専務の小林広典さん(42)は「募集しても摘んでくれる人がなかなか集まらない」とこぼす。販売価格は100枚2000円程度と1・5倍に値上げするしかなく、中国産の取り扱いも始めた。
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新潟名物の笹団子、「クマ出没」や「猛暑」で大ピンチ…国産ササの葉「急激に手に入らなくなった」 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/yomiuri/business/20251129-567-OYT1T50060
引用元: ・新潟名物の笹団子、「クマ出没」や「猛暑」で大ピンチ…国産ササの葉「急激に手に入らなくなった」 一部を中国産に頼る現状 [ぐれ★]
和紙とかじゃ駄目なんか