だが、市場には依然として効果が疑問視される商品が多く出回っている。
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■補助金対象のスプレーに目安
クマスプレーの購入に補助金を支給する岩手県花巻市は、11月5日、対象となるスプレーの目安を示した。
クマに対する撃退効果が認められない製品が市場に出回っているためだ。
具体的な目安は、成分「カプサイシン(トウガラシエキス)1~2%」、噴射距離「7メートル以上」、噴射時間「6秒以上」。
この目安は、「米国EPA(環境保護庁)の認証基準に基づくもの」だと、同市の担当者は言う。
米国製クマスプレーのEPAの認証基準は、北米に生息するホッキョクグマ、グリズリー、クロクマを対象に効果の検証を重ねて規定されたものだ。
日本のヒグマやツキノワグマに対しても効果が確認されている。
■ガイドラインいまだない日本
米国で「クマスプレー」を販売するには、EPAの基準を満たす必要がある。
つまり、EPAが認証した製品以外、「クマスプレー」として販売することは禁止されている。
EPA認証製品の具体例は、「COUNTER ASSAULT」「FRONTIERSMAN」「GRIZ GUARD」「GUARD ALASKA」「UDAP」などのブランドで、国産では「熊一目散」(バイオ科学・徳島県阿南市)がEPAのガイドラインに準拠しているという。
だが、日本にはクマスプレーに関するガイドラインがいまだ存在しない。
現在、市場にはクマスプレーとしてさまざまな商品が出回っており、EPAの基準を満たさないものも少なくない。
そんななか、花巻市の動きは、クマ対策を一歩進めたとみるべきだろう。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/8b192c1bef2a3e6b7675613607778aa34a30019d
引用元: ・【対策パッケージ】クマスプレー「補助金」問題 自称「クマよけスプレー」販売会社を直撃 専門家は苦言「国が規制すべき」
需要あるなら大量生産すりゃいいのに
クマが逃げるならイノシシとかサルとかにも効果あるだろ