1学年上の兄に対しては、“同じ境遇で育った兄弟”として、特別な思いを持っていたようです。しかし、その兄は、2015年、自ら命を絶ちました。
兄の通夜の日。
目の前で繰り広げられた光景が、旧統一教会に怒りが向くきっかけになったそうです。
山上被告
「奈良の統一教会の会長が、若い2人を連れて
『統一教会型のなんとか式を行います』
と言い出して、母が頼んだんだと思うのですが、兄は、最後まで、ずっと母の献金に不満を持っていて、
『統一教会型のなんとか式をするならやめてくれ、帰ってくれ』
と言ったら、
『わかりました』
と言ったんですが、直後に、また
『なんとか式を始めます』
と言い出して、全く無視をして始めたので、びっくりしました」
その後、山上被告は母親と衝突します。
山上被告
「兄が、生前苦しんでいたのは、いったん、神に捧げたお金を返金させるようなことをしたからだという理解になっていて。過去に、自衛隊にいるときに自殺して、お金を残そうとしたことですとか、一気にフラッシュバックして、『(母親に)お前が死んだらいいのに』と、いままでになかったくらい怒鳴った」
引用元: ・山上徹也被告「自殺した兄の葬式に統一教会が来て帰ってくれと言ったのに無視して式を始めた」