「クマが出没しました。危険ですので建物から出ないで下さい」
アミューズメント施設・ラウンドワンスタジアム秋田店で13日、クマが目撃された。ちょうど向かいのホテルでベッドに入っていた記者は跳び起きた。カーテンを開けると、2台のパトカーが赤色灯をつけ、サイレンを響かせていた。
この施設では4日、敷地内にとどまるクマ1頭が確認され、秋田市で初めて緊急銃猟で駆除されていた。
ホテルの入り口近くで、目撃者の男性(31)に話を聞いた。男性によると、送迎バスを降りたところ、「黒い物体」がゆっくり迫るように近づいてきたという。「人間が歩くくらいの速さ」で大きさはわからなかったが、「命の危険を感じた」と振り返る。
結局、1時間以上警察官が敷地内を捜索してもクマは見つからなかった。男性は「どこに潜んでいるかわからないので、安心できない」と言い、ホテルに入っていった。
「こんな市街地にも」。クマによる深刻な被害や目撃情報が相次ぐ秋田県内で5日間、取材を続けた。市街地や観光地、農地にクマが迫り、市民の「日常」が変化を強いられている。
ツキノワグマによる人身事故が今年度5件発生している大館市。朝、登校時間を迎えた市中心部の桂城小学校の通学路に、児童たちの姿はなかった。学校前には車が列を作り、続々と校舎の入り口へ。教員らは車から降りた児童たちを校舎まで誘導していた。
桂城小学校の敷地内では10月下旬、クマが目撃された。学校は登下校時以外、出入り口を施錠し、クマよけのスプレーやブザーを設置した。下校時、保護者が迎えに来られない児童には最長午後6時まで図書室を開放した。
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引用元: ・【秋田】クマが変えた日常…響くサイレン、車通学の児童「安心できない」
安心できないのは生物として正しい常態
常に警戒して生きろ