【N国】立花党首逮捕のNHK党、国会議員ゼロに　唯一の斉藤副党首離党　理由は党首解任案の流出

政治団体「NHKから国民を守る党」副党首、斉藤健一郎参院議員は17日、国会内で記者会見し、離党したことを明らかにした。党首を務める立花孝志容疑者の逮捕を受け、役員会で検討していた党首解任案が外部流出した責任を取るという。NHK党の国会議員はゼロになる。斉藤氏は「NHKのスクランブル化に向けた立花党首との政策連携は変わらない」と述べ、党務ではなく国会活動に注力する考えを示した。

立花党首の解任案を巡っては、14日の役員会で斉藤氏らが肯定的な考えを示し、浜田聡前参院議員らは否定的な考えを示したという。役員会の途中、2人は記者会見に臨み、斉藤氏が会見を中座した後、浜田氏は解任案の検討を明らかにしていた。

斉藤氏はこの日の会見で、「『解任＝悪』（のイメージ）と一般に思われる。SNS上で支持者に分断が起きてしまった。一番シビアに大事に扱わないといけない内容にもかかわらず、外部の人が知ることになった」と述べ、党首代行者として責任を取るという。

一方、斉藤氏は、浜田氏に対しては「コミュニケーションが上手に取れていなかった」と認めつつ、「NHK党の看板になれば、NHK党の価値も高まるかと思う。『NHK党イズム』を汲んでいるのが浜田氏だとSNS上で評価され、僕もそう思う」と語った。

議員辞職の考えは否定した。斉藤氏は令和5年3月、4年参院選のNHK党の比例代表名簿に基づいて繰り上げ当選した。「立花党首から預かっている議席だ。立花党首が釈放され、そういう指示が出れば、もちろん議員辞職する」と語った。（奥原慎平）