埼玉県秩父市で約100年続く老舗食堂の3代目は業者から示された見積もりに店を畳むことも覚悟した。
孫の勧めで始めたのがSNS(交流サイト)。アカウント名「崩壊寸前の食堂を守りたい82歳」から発したSOSの行方は。
昭和レトロの店に迫る危機
昭和レトロな雰囲気を残す店は、木造モルタル2階建ての「パリー食堂」。1927年(昭和2年)創業で、2004年に国の登録有形文化財に指定された。
現在、3代目の川辺義友さんと孫で4代目の晃希さん(30)ら家族で切り盛りしている。
昭和歌謡が流れる店内では、看板メニューの「オムライスセット」や「カツカレーセット」、自家製チャーシューを使ったラーメン、「昔ながらのプリン」など多彩な料理が楽しめる。地域貢献活動として「こども食堂」も運営するなど地域住民や観光客から愛されている。
しかし、建物は老朽化し、外壁のひび割れや建物の傾きも進行。2、3年前に市が実施した耐震診断では「大地震で倒壊の恐れあり」と判定された。
市から紹介された業者の見積もりでは、耐震工事に4000万円かかるという。
苦しい経営状況をどう乗り切るか。
頼ったのが、SNSだった。
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毎日新聞 2025/11/16 11:00(最終更新 11/16 11:00)
https://mainichi.jp/articles/20251113/k00/00m/040/125000c
引用元: ・「崩壊寸前」秩父の老舗食堂、82歳店主がSNSで発したSOS [蚤の市★]
移転する金もないんやろ