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中国側の批判は、どんどん強まっています。過激な言葉も…。
中国外務省
「中国人民に対して一線を越えて挑戦しようとする者は、必ず中国側からの痛烈な反撃を受けることになる」
中国国防省
「日本が台湾情勢に武力介入すれば、中国軍の鉄の壁の前で必ず血を流すことになる」
■高市首相の発言めぐり…中国側が連日批判を展開
先月31日の日中首脳会談。握手から半月。日本と中国の関係は急速に冷え込んでいます。
きっかけは、高市首相の発言でした。
高市首相
「例えば台湾を完全に中国北京政府の支配下に置くようなことのために、どういう手段を使うか」
「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になりうるケース」
つまり中国が台湾を大規模な武力で攻撃する「台湾有事」が起きた場合、日本は集団的自衛権の行使、自衛隊が武力行使に踏み切る可能性もあるという認識を示したのです。
これに、火がつきました。
中国大阪総領事館 薛剣総領事
「その汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない」
■中国メディアが高市首相を「ロバに頭を蹴られたのか」
NNN北京・長谷川裕記者
「『まさか高市早苗の頭はロバに蹴られたのか』と書いてある」
「ロバに頭を蹴られる」とは、中国で“愚か”や“間抜け”を意味します。
連日、高市首相への批判を展開している中国。異例の抗議も行われました。
中国政府関係者
「高市氏にはだまされた。習主席の顔に泥を塗られた」
NNN北京・坂元亮太記者
「昨夜、日本の金杉大使が急きょ中国外務省に呼び出された」
中国側が日本大使を、夜に呼び出すのは異例のことでした。
中国・孫外務次官
「日中関係の政治的基礎を著しく破壊し14億の中国人民は絶対に許さない」
「直ちに発言を撤回すべきだ」
これに対し、日本の金杉大使は、高市首相の発言は日本政府の従来の見解に沿ったものであると説明したといいます。
■木原官房長官「中国側に改めて説明を行い反論」
冷え込む中国との関係に、日本はどう対応するのか。
木原官房長官
「高市総理の答弁の趣旨、我が国政府の立場について中国側には改めて説明を行い反論した」
「台湾を巡る問題が対話により平和的に解決されることを期待するのが、我が国政府の一貫した立場」
高市首相自身は12日以降、野党の追及もないことから、中国については触れていません。
高市首相
「電気ガス料金につきまして寒さの厳しい冬の間、これまでよりも金額を上げて支援を行う方針」
14日も、中国についての発言はありませんでした。日本の外務省幹部は、「少し冷却期間をおいた方がいい」と、話しています。
11/14(金) 21:58 日テレNEWS NNN
https://news.yahoo.co.jp/articles/31f072affe735eb424a1e5df7e4fc81d6b447865
引用元: ・中国側が日本大使に異例の“夜の抗議”…中国メディアは高市首相を「ロバに頭を蹴られたのか」[11/14] [ばーど★]
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