2024年の夏、米ニュージャージー州の自宅浴室で、それまで健康だった男性(47)が倒れ死亡した。
検視でも死因は特定できず、不自然な点もなかったことから、原因不明の突然死と判断された。そこで男性の妻が友人である小児科医に相談したところ、バージニア大学のアレルギー専門医で免疫学者のトーマス・プラッツミルズ氏と連絡がついた。
同氏は約20年前にダニ刺されによって赤身肉アレルギーが発症する可能性があることを発見していた。
このアレルギーは、すぐに反応が現れるわけではないという点で珍しい。
特に意識せず牛肉や豚肉、羊肉を食べた数時間後に、気分が悪くなり始める。
多くの場合、夜中に目が覚め、アレルギーというよりもひどい食中毒や胃腸炎のような症状に襲われる。
ダニ刺されで発症する赤身肉アレルギーで初の死亡例、キャンプで数十匹に刺される 米
https://www.cnn.co.jp/fringe/35240494.html
引用元: ・【悲報】ダニに刺されて肉アレルギーを発症→知らずに肉を食べて死亡 [323057825]
非常に多くの人がダニに刺された後は肉に対して過敏になっている可能性があるにもかかわらず、それに気づいていないケースは多い。
そのため、プラッツミルズ氏らは、原因不明の死が実際には、赤身の肉を含む哺乳類細胞に存在する「α-gal(アルファガル)」と呼ばれる糖に対する重篤な反応によるものではないかと考えてきた。12日にジャーナル・オブ・アレジー・アンド・クリニカル・イミュノロジー・イン・プラクティスに詳細が掲載されたこの男性の症例は、
まさにプラッツミルズ氏が懸念していた通りのものであり、赤身肉アレルギーに関連する死亡として初めて記録された事例と考えられている。
(*-人-)ご冥福