僕は数年振りにカズキに会った。以前のような、おどおどした表情は消え、言葉遣いにも淀(よど)みがなくなっていた。彼は独白をするように、事件や自分が受けた処遇、自身の心境について語り続けた。
「(被害者が拉致された)当日、A君から、『おもしろいものを見せてやるから来い』と誘いがありました。
自分としては、あまり行きたくはなかったんで、断りたかったんですけど、断ると怖い印象がA君には強かったので、そのときはしぶしぶ行くかたちになりました。
C君の家に来いということだったんで行ったら、被害者の方がいて、そのときは状況を把握できなかったので、誰かの友だちか彼女がいるのかなという印象を受けました。
初めのうちは、みんなでワイワイ話をしていたんですけど、そのとき僕が感じた印象はその女性の方の態度が普通とは違ったので、おかしいなという印象があったんですけど――なにせどういう状況か聞かされてなかったものですから――それで時間が経つにつれて、A君とかに危害を加えるようなことを命令されるようになりました。
やりたくはないんですけど、自分はA君に対して絶対的恐怖というのがありましたので逆らえず、初めはシンナーなんかをやって、ラリった振りをして、彼女に近づいて行ったりとかしてました。
最初は直接的になにをするつもりもなかったんですけど、最終的には、彼女を押し倒せとかいうような命令をされ、最後の最後まで拒絶をしたんですけど、今度はB君が怒りだしまして、早くやれと急かされまして、いやいや彼女を押し倒して危害を加えたんです。
危害というのは、性行為をするということです。被害者の方は最初はものすごく抵抗していました。ただ、やっぱり恐怖心がかなりあったと思いますんで、最後のほうは放心状態でした」
その場には、A、B、C、Dと、カズキといっしょに呼びつけられたヒロ(E)がいた。被害者を強姦したとき、カズキはどんな心境だったのだろうか。
「彼女は放心状態で、初めのうちは抵抗していたんですけど、最後のほうは目もうつろで、やっぱりちょっとおかしかったです。そのときは、自分はひどいことをしてしまったなという感覚でした。
それはもう、常にやっている最中にそれは感じましたので、できればもう(その場に)近づきたくないと思っていましたが、すべてにおいて命令されたことに逆らうと報復が待っていて、彼女にしているのと同じ行為を今度、A君たちから自分が受けることになります。要するに、自分に対する責任逃れみたいなところはあったと思います」
カズキが2度目にCの家に行ったのはそれから1週間くらいあとのことである。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/0f34eaaa06c2e21b8a315b97fcc28be9b2ae09ed
引用元: ・【社会】「被害者のことを思わない日はない」女子高生コンクリート詰め殺人事件“犯人グループの少年”が9年後に語った“後悔”
そう言っとかないと風当り強いよね^^
いつの話をしているのかw