記事によると、カンボジアで韓国人を狙った誘拐・監禁事件が相次いだことを受け、東南アジア全体への旅行に不安感が広がり、「安全な旅行先」を求める動きが強まっているという。
韓国の旅行会社KyowonTourのデータでは、11~12月出発の旅行予約における旅先トップは日本(20.5%)となり、次いでベトナム(19.5%)、中国(12.9%)、タイ(12.6%)、西ヨーロッパ(6.2%)となった。10月の新規予約でも、日本(27.9%)がトップを維持し、中国(17.5%)、ベトナム(13.7%)、タイ(13.3%)が続いた。東南アジア全体の予約率は昨年同時期の36.1%から30.2%へと減少し、その分日本と中国への予約が増加した。
別の大手旅行会社でも、11~12月出発の旅行予約の旅先は上位から日本、中国、ベトナム、タイ、台湾の順となった。
記事は、「日本は飛行時間が短く、航空路線が多い上、紅葉や雪景色などに注目が集まり、予約が急増している」と分析。中国も「団体ビザの発給拡大や主要路線の増便、韓国人への無査証入国措置の延長により、旅行需要が回復している」と伝えた。
また、「カンボジアでの事件後、東南アジア旅行への一部の需要が日本と中国に確実に移った」とし「特にベトナムへの打撃はかなり大きい」と説明した。昨年の冬(24年11月~25年3月)では、韓国発の東南アジア行きの路線の人気トップ10のうち半分がベトナム行きだったが、今年はその需要が目に見えて減少しているという。
韓国のネットユーザーからは、「(東南アジアは)物価が安くても、命の危険があるなら行きたくない」「ベトナムも最近怖い事件が多い」「アジアでも、日本やシンガポールなどの一部地域以外はもう不安」「ベトナム、タイは物価も上がっていて行く理由がない」「中国旅行が人気なのが意外」などの声が上がった。
また、日本旅行について「やっぱり日本が安全で安心」「日本はぼったくりが少ないし、観光地も多い」「冬に温泉と雪を楽しめる日本が一番」との声がある一方、「冬の白川郷はきれいだったけど、交通の便がとても悪い」「日本は観光客が増えすぎて宿が高い」などの不満も見られた。(翻訳・編集/樋口)
Record Korea 2025年11月8日 20:00
https://www.recordchina.co.jp/b963687-s39-c30-d0202.html
引用元: ・韓国人の冬の旅行、東南アジア離れ進み日本と中国へ=韓国ネット「やっぱり日本が安全で安心」[11/9] [ばーど★]