デイリー新潮
香港や中国で売り上げ22億円
ラッパのマークで知られる正露丸はその昔、「征露丸」と書いたのをご存じだろうか。日露戦争において腸チフスや赤痢を防ぐために、木(もく)クレオソートを主成分とした丸剤を兵士に与えたところ、大いに効果があったという逸話からきた名称である。
太平洋戦争後、「征」を「正」に改め、今日に至っているが、あの独特の香りは変わらない。意外にもその正露丸が、中国人に好まれていることはあまり知られていないだろう。中国本土では、扱う薬局(ドラッグストア)が増えているのだ。
たとえば正露丸の大手「大幸薬品」の売り上げは約58億円。そのうち約22億円分を香港や中国、台湾向けが占めている。さらに、海外売り上げの大半が正露丸か、関連商品(セイロガン糖衣Aなど)だ。同社では現在、中国本土の約4万5000店で正露丸などを販売しているが、2027年度をめどに一気に8万店に拡大する方針である。
「香りが漢方薬に通じる」
あの香りに親しんでいたのは日本人だけではなかったというわけだが、同社によると、中国における正露丸の歴史は長い。
「当社では1954年に香港に正露丸の輸出を始めておりまして、中国本土での販売は90年からです。主に(香港に近接する)華南地域で広まり、香港では正露丸のラッピングが施された路面電車も走っています。それもあって認知度はかなり高いというデータもあります」(広報担当者)
なぜ、中国で正露丸が人気なのかと聞くと、
「どうしてなんでしょうか。個人的には、正露丸の薬臭いというか、あの香りが漢方薬の匂いに通じると聞いたことがあります。だから、あまり違和感なく服用できる。加えて高温多湿な華南エリアでは、食べ物が傷みやすくおなかをこわすこともある。それもあって、正露丸を服用する機会が増えていったのだと思います」(同)
マツキヨで爆買い
中国問題に詳しいジャーナリストで拓殖大学教授の富坂聰氏も言うのだ。
続きは↓
「電気製品は買わなくなったが、薬は別」 中国人がマツキヨで「正露丸」を“爆買い”するワケ https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-1374861
引用元: ・【🎺】「電気製品は買わなくなったが、薬は別」 中国人がマツキヨで「正露丸」を“爆買い”するワケ [ぐれ★]
正露丸必須だろうよ