島民の3倍超にあたる2万頭あまりに増え、特産のアシタバを食い荒らし、独特の鳴き声が住民の安眠を妨害。
都は駆除に乗り出しているが、解決のメドは立っておらず、各地でクマ被害が相次ぐなか、獣害対応の難しさを物語っている。
■交通事故、食害…
都心の南約120キロに位置する伊豆大島。
午後7時過ぎ。記者が同乗した車の50メートルほど先を、子鹿のように小さくかわいらしい動物がとことこと横切った。キョンだ。
「これまでにも2、3回飛び出してきて車とぶつかったことがある」。
取材に協力してくれた一般社団法人「伊豆大島農業生産組合」代表理事の藤田光正さんは運転席でこう語った。
特産のアシタバも以前は島のいたるところに生えていたが、キョンに食べ尽くされ、「今は全くない」と残念がる。
畑の作物も被害に遭っている。
住宅街で話を聞くと、50代男性は「何でも食べてしまうので家庭菜園もできない」。
散歩中の80代女性は「庭に設置したわなで8頭捕獲した」といい、キョンの繁殖ぶりがうかがえた。
翌朝5時。
毎朝キョンを見るという女性の散歩に同行すると、あちらこちらの茂みから大きくて野太い奇声が反響する。
「グアー」「ギョー」。
キョンの鳴き声はしばしば「酒に酔った中年男性がえずくような声」(都の担当者)に例えられるが、難なくうなずけた。
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引用元: ・【東京】「酔っ払いがえずく」鳴き声 記者が見た聞いた 伊豆大島、大量繁殖キョンの〝現場〟
俺には分からんけど