元TBSアナウンサーでタレント、エッセイストの小島慶子(53)が4日、TOKYO MX「堀潤Live Junction」(月~金曜後8・00)にコメンテーターとして生出演し、政治とカネに対する高市早苗首相の考えに疑問を呈した。
衆院でこの日から、高市氏の所信表明に対する代表質問がスタート。自民党派閥の裏金事件で名前の挙がった複数議員を役職に起用したことについて、立憲民主党の野田佳彦代表から追及された。
高市氏は各議員が「丁寧に真摯に説明責任を尽くしたものと考えている」などとし、あらためて決着済みとの立場を口に。「大切なことは、二度とこのような事態を繰り返さないこと」と再発防止に努めるとした。
高市政権誕生までのいきさつについて、小島は「そもそも、高市政権が何で誕生したかというと、この間の参院選で自民党が大敗したからですよね。それで責任取れ取れって、石破さん辞めろとなって、高市さんが総裁になって、首相になった」と説明。
さらに「何で自民党が大敗したかというと、政治とカネの問題を全くやる気を見せず、解明とか再発防止とか、動こうとしていなかったから、国民からノーを出された」と続けた。
自民は現状、野党各党などから出されている献金そのものの廃止、献金の受け皿規制などに積極的な姿勢を示していない。
小島は「実際に何が起きたのかを明らかにして、対策を打つとか、制度を作るということを一切やっていないので、“説明責任を尽くしたものと考えている”という現状認識をむしろ本当にお持ちであれば、極めて間違っている」と、高市氏の認識を厳しく批判した。
高市首相誕生による刷新感の中、忘れられがちな空気になっている政治改革。
小島は「野党が政治の動きを止めていると言いたくなるかもしれないけど、大事な問題」と訴えた。
さらに「誰が政権を取っても、誰が与党になっても、絶対に起きてはいけないことなので、今後起きないようにするためには、今ちゃんと何が起きたか明らかにして、対策を打たなくちゃいけない。足を引っ張るための政争の具にしているという見方で、矮小化してはいけないと思う」と熱弁した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54fac3f04a7d27646c1a14c5094a68f6838ec3e6
引用元: ・元TBSアナ 小島慶子 高市首相の“政治とカネ”見解に疑問「説明責任尽くしたの認識…極めて間違っている」 [jinjin★]