世界連覇のドジャースを強くする大谷の影響力 他球団のスター選手が「大谷翔平と一緒にプレーしたい」
ドジャースがブルージェイズを4勝3敗で下したワールドシリーズは、球史に残る熱戦となった。
この戦いで伝説となったのが、4勝のうち3勝をマークして、日本人選手で2009年の松井秀喜(ヤンキース)以来、16年ぶり2人目のワールドシリーズMVPに輝いた山本由伸だ。
ワールドシリーズでは大谷の活躍も忘れられない。延長18回となった第3戦では、初回に右翼線二塁打、3回に右越えソロ、5回に左中間タイムリー二塁打、7回にこの日2本目で同点となるソロ本塁打を左中間席へ運んだ。
その後、4打席連続で申告敬遠され、延長17回の第9打席でも四球を選び、ポストシーズン史上最多の1試合9出塁をマークした。さすがに疲れの色が隠せず、投手としては先発した2試合とも打ちこまれたが、ワールドシリーズ連覇に不可欠な存在だった。
中略
■「大谷がいるからドジャースに入団した」
大谷が移籍した昨年からドジャースは2年連続ワールドチャンピオンに輝いたが、これは二刀流のスーパースターが戦力としてチームの大きなプラスになっているからだけではない。
ドジャースの中心選手たちが移籍先を決断する際に、大谷の存在が影響していることも大きいのだ。
山本が23年オフにオリックスからメジャー挑戦を表明した際、ヤンキースやメッツなどの名門球団が獲得に乗り出したが、ドジャースを選んだ。
12年総額3億2500万ドル(約455億円)の投手史上最高額で契約した右腕は入団会見で「大谷さんは日本人選手としてだけではなく、メジャーリーグの中でもトップ選手だと思っています。大谷さんがドジャースを選んだというのは決断の1つの理由になりました」と明かしている。
また、昨オフにサイ・ヤング賞を2度獲得した左腕、ブレーク・スネルがジャイアンツから移籍した際も、入団会見で大谷について触れ、
「最高レベルの選手になりたいと思った時に、彼のような選手と一緒にプレーしたいと誰しもが思うでしょう。ドジャースに入団を決断するにあたって(大谷の存在が)大きな役割を果たしたことは間違いない」と語っていた。
メジャーリーガーの代理人は「大谷はメジャーで特別な存在です。今年のサイ・ヤング賞の有力候補に挙げられているポール・スキーンズ(パイレーツ)、超人的な身体能力で昨年盗塁王に輝いたエリー・デラクルーズ(レッズ)は、大谷に憧れの気持ちを抱いていることを公にしています。実際に大谷とプレーしたい他球団のスター選手は多い。戦力補強においてこの状況がプラスに働くことは間違いありません」と力説する。
今オフのFA市場では大物選手たちの動向が注目されている。外野を守る左の強打者のカイル・タッカー(カブス)、ナ・リーグの本塁打王と打点王に輝いたカイル・シュワーバー(フィリーズ)、強打の三塁手アレックス・ブレグマン(レッドソックス)、ワールドシリーズ7戦目で大谷から先制3ランを放ったボー・ビシェット(ブルージェイズ)、左腕で安定感抜群のフランバー・バルデス(アストロズ)、守護神のエドウィン・ディアス(メッツ)、阪神でも活躍したクローザーのロベルト・スアレス(パドレス)らがFAとなっている。
「ドジャースの補強ポイントは外野手とリリーバーです。タッカーは複数球団の争奪戦になることが予想されますが、間違いなく参戦するでしょう。救援陣整備に向けてディアス、スアレスの両獲りに動く可能性も十分にある。スアレスは6月に大谷に死球を与えて退場となりましたが、オールスターで大谷と再会したときに和解しています。穏やかな性格で、阪神でプレーしていた時も日本人選手にリスペクトの気持ちを持っていました。大谷に尊敬の念を持っているでしょうし、ドジャースに加入して共闘が実現するか注目されます」(スポーツ紙デスク)
大谷の存在が、他球団にいるスター選手たちをひきつけ、ドジャースの戦力がますます強化されていく。大谷は優勝パレード中のインタビューで、2度目のワールドシリーズ制覇をどう思うかと問われ、
「もう3回目に向けて切り替えているので」と答えていた。大谷がいる限り、ドジャースがワールドチャンピオンを制覇し続けることも、夢物語ではないかもしれない。
引用元: ・【MLB】他球団のスターが「大谷翔平と一緒にプレーしたい」「大谷がいるから入団した」 世界連覇のドジャースを強くする大谷の影響力 [冬月記者★]
乱立するな
CAP止めるぞ>>1
「大谷になりたい」「野球で一番になりたい」
誰だ