テレビ朝日
クマスプレーのニセモノ横行
そうしたなか、今売れているのが、クマと遭遇した際に身を守るための「クマスプレー」です。
なかには、唐辛子から抽出されるカプサイシンなどの成分が含まれています。しかし、クマスプレーを巡り、ある問題が起きています。
「消費者が“騙されている”状態です」とSNSで注意喚起したのは、防犯用品やアウトドアグッズなどを扱う会社。なんとクマスプレーのニセモノが横行しているというのです。
トウキョウジュウホウ 藤田賢さん
「本物がこっちですね。こちらがニセモノです。ラベルがコピーしていて、日本語がおかしい。(安全)クリップがない。かなり精巧なので(見分ける)判断はとても難しい」
藤田さんによると、中国製だというニセモノのクマスプレー。肝心の性能についても問題があるといいます。
本物のスプレーからは黄色い内容物が噴射されるのに対し、ニセモノからは白い内容物が…。噴射力の違いも一目瞭然です。
本物は5秒後も噴射距離を維持しているのに対し、ニセモノは短くなっています。
アメリカでは「噴射距離が8メートル以上」「連続噴射時間が6秒以上」「カプサイシンの濃度は1~2%以上」などの基準が定められているクマスプレー。しかし、日本にはクマスプレーの規格がないため、濃度の低いものや噴射距離が短いものなども販売されているということです。
クマスプレーを買う際には、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
藤田さん
「EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)の基準をまず満たしたもの。 インターネット販売ではどこに会社があるか分からないところも結構ある。そういうのを避ければ、一般的には大丈夫かと思う」
(「グッド!モーニング」2025年11月5日放送分より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b30cc6c1c51f0f41b105db8d546d928692cb5018
引用元: ・【粗悪品】クマスプレーのニセモノ横行 噴射距離が短い「中国製」 [nita★]