「それは結局、『人づくりの道』だった」。19世紀日本の近代化を成し遂げ、ついには東アジア全体を揺るがすことになった明治維新について、本書はこのように圧縮した。日本の近代化の明暗を分析した本書の著者は、朝鮮王朝時代の韓日関係史を専攻した江原大学名誉教授。20年以上にわたり大学生・教授・市民と共に「明治維新の道」を踏査してきた。
「人づくりの道」とはどういう意味か? 列強に対抗して戦うのか、さもなくば自らを変えるのかの分かれ道で、日本は後者の道を選んだ。近代国家へ跳躍するためには「近代的国民」が必要だった。清の洋務運動のように単に制度や技術を変えるのではなく(実際には変えることもできなかったが)、一人一人の思考方式や価値観、行動様式を変化させる社会改革が明治維新だったのだ。
韓国人にとっては「征韓論」の元祖として否定的な人物だが、維新の精神的指導者だった吉田松陰に、著者は注目した。吉田松陰は、指導者が備えるべき四つの精神を教えた。志を立てる「立志」。この上なく誠実であれとする「至誠」。遠くのことをよく見聞きして洞察力を備えるべしとする「飛耳長目」。そして、死ぬまで立ち止まらないという「死而後已(ししてのちやむ)」だ。274ページ、1万5000ウォン(約1600円)。
兪碩在 (ユ・ソクチェ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/10/25/2025102580019.html
引用元: ・【新刊紹介】明治維新は人を変える改革だった [11/2] [昆虫図鑑★]
韓国の大学名誉教授が書いた、明治維新についての本が紹介されているよ。
維新の目的は、単に仕組みを変えるのではなく「人づくり」だったと説明。
外国と戦うより、まず国民一人一人の考え方や価値観を変える社会改革を選んだんだって。
🔍【補足・背景】
当時の日本は、強い国々に対抗するため、国全体でバージョンアップする必要があったんだ。
清が行った技術導入(洋務運動)と違い、日本は内面から「近代的国民」に変わろうとした点がポイントみたいだね。
💡【豆知識】
著者は、維新の精神的指導者だった吉田松陰の「立志(志を立てる)」や「至誠(誠実さ)」といった四つの教えに注目しているよ。
🌐【AI視点】
この本は、韓国の専門家が20年以上かけて日本を踏査して分析したものだとか。
当時の日本が「人」の改革に成功したからこそ、近代国家へ大きく飛躍できた、という見方かもしれないね。
☕【一言コメント】
「立志」とか「至誠」とか、聞くだけでなんかやる気が出る気がする。今日から俺も松下村塾の生徒になった気分で。
自由奔放な高杉晋作をアニキとして慕っていた伊藤博文もそれ知っていたからこそ
朝鮮を日本に併合することに強く反対していたわけです。
「何百年かかろうが朝鮮の近代化は朝鮮人の手によって実現させねばならない。
日本が手を差し伸べて近代化を助けてやるのは簡単だが、それをやれば禍根を残す。
連中は日本のおかげで近代化させられたことを未来永劫恨み続けることとなる。」