劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』は7月18日の全国公開から約3ヶ月が経過した今も、国内外で勢いが止まらない。国内の興行収入は10月27日時点で371億円を突破し、9月に北米で公開が開始されると興収1億2862万ドルを記録。2000年公開の『グリーン・デスティニー』を抜き、25年ぶりに北米における外国映画の歴代興収記録を更新した。
世界150以上の国と地域での上映が決まっており、世界中を人気の渦に巻き込んでいる状態だが、実は未だに劇場公開に至っていない経済大国がある。その国こそ中国だ。
中国で上映されない背景
日本国内だけでなく、中国を含む東アジアでも高い人気を誇っている『鬼滅の刃』。しかし中国本土では、上映するためには政府の厳格な審査を通過する必要があり、前作『鬼滅の刃 無限列車編』(2020年)では流血や戦闘描写が過激だと判断され、劇場公開が実現しなかった。それは今作の『鬼滅の刃 無限城編』(2025年)でも同様で、現在まで、公開許可が下りるか否かは不透明な状態が続いている。
中国では、動画配信サービス『bilibili』で中国語字幕版や吹替版の『鬼滅の刃』が配信されている。そこで多くの視聴者を獲得しているとの情報もあり、だからこそ物語の続編にあたる劇場版『鬼滅の刃』を映画館で鑑賞できないことを嘆く中国ファンも少なくないようだ。
各地で異なる鑑賞マナー
そこで中国人ファンがとった行動が「香港まで映画を見に行く」という手段だ。既に香港では8月14日に公開が開始されており、多くの中国人の鬼滅ファンが香港へ足を運んでいるという。しかし、この現象もまた問題となっている。
中国のSNS・小紅書(RED)の投稿では「多くの香港人も『鬼滅の刃』を好むため、平日夜や週末の上映回は地元の人に譲ってほしい」との声が上がっており、まさに香港の映画館がパンク状態であることが示唆される。さらには「中国では、劇場内で名シーンを写真に収める習慣があるかもしれないが、香港の劇場内での撮影は違法である」と投稿されるなど、それぞれの文化の違いや鑑賞マナーへの課題も浮き彫りになっている。
依然として見通しが立たない中国公開。そんな状況でも中国人ファンの熱意は衰えることを知らない。果たして、中国のファンが自国で心地よく『鬼滅の刃』を楽しめる日は訪れるのだろうか。
引用元: ・【アニメ】《流血や戦闘描写が過激だ》世界中で大ヒットの劇場版『鬼滅の刃』を公開できない大国とは?「鑑賞マナー」などの問題も [Ailuropoda melanoleuca★]
すごいな 初めて聞いたわ
てか割れみてんでしょ?