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トップ「ゴミ放置ひどい」花火大会翌日の悲惨な光景に物議も… →「それ、公式ルールです」指摘が続出、なぜ?
「ゴミ放置ひどい」花火大会翌日の悲惨な光景に物議も… →「それ、公式ルールです」指摘が続出、なぜ?
TRILL2025.10.30
https://trilltrill.jp/articles/4345522
10月18日、大阪府大阪市淀川区新北野3丁目付近で「第37回なにわ淀川花火大会」が開催されました。
大会のテーマは「笑ろて、光って、なにわの空に描く未来図!」。例年大勢の人々が訪れる人気の花火大会の1つであり、今年もたくさんの観客を楽しませました。
一方で、大会終了後、会場内の様子を捉えた写真とともにポストされた「ゴミをそのまま置きっぱなしにする人が多すぎる」との投稿が話題になっています。しかし、それに対し共感する内容のコメントはほとんどありません。
この花火大会でゴミが置かれていたのは、観客が運営のアナウンスに従った結果なのです。どのようなルールなのでしょうか?詳しく説明します。
■置いて帰るのが正しい?なにわ淀川花火大会のゴミ捨てルール
1989年に誕生したこちらの花火大会。前身となる「十三どんとこい祭」の運営委員会を母体に「平成淀川花火大会運営委員会」が結成され、地域活性化を目的として始まったものです。「平成淀川花火大会」として17年間開催された後、2006年からは新たな後援体制のもと、名称を「なにわ淀川花火大会」に変更。地域住民が関わりながら手作りで作り上げるスタイルを継承しつつ、より広域的な支援を得て運営される形となりました。
公式Webサイトには、ゴミ捨てに関して興味深いルールが記載されています。それは、「会場内でできたゴミは、会場外へ持ち出さず河川敷内に置いてお帰りください」というもの。
各地の花火大会でゴミのポイ捨てが問題視されている中で、なにわ淀川花火大会においては、ゴミを置いて帰ることが推奨されているのです。
公式Webサイトには、集められたゴミは翌日志願したボランティアの手によって清掃されると記載されています。なお、このルールは最近になってできたものではなく、正確な時期は不明ですが、長年にわたり実施されています。
■注意喚起をする人が続出
毎年なにわ淀川花火大会の時期になると、ゴミの放置を問題視する人が現れるようです。そのため、SNS上では公式が周知しているルールであることを説明し、誤解しないよう注意を呼び掛ける声が多数。「公式のルールなので全く問題ないです」「10年以上前から、ゴミはその場に置いて帰るようアナウンスされています」といった指摘がありました。
また、このルールが設けられた背景について、SNS上ではいくつかの見解が示されています。「ゴミを効率的に回収するためのルールですよ」という効率性を指摘する声や、「昔から、住宅街や駅の周辺にポイ捨てする人がたくさんいて問題になっていたんです」「会場内に捨ててもらうことで、会場外に不法投棄されるのを防いでいるんだよ」といった、会場外でのゴミ問題を防ぐ目的だと推測する意見が見られました。
さらに、このゴミ捨てルールを評価する声も多数ありました。「確かに、ゴミは出た場所で回収するべきだよね」「電車やバスで来ている人も多いだろうし、この仕組みは正しいのかもしれないね」「ほかの観光地もそうしてもいいかもね」など、このシステムの合理性を認める反応が見られました。
運営の工夫が生んだ独自のゴミ処理システム
一般的な「ゴミは持ち帰りましょう」という方針とは異なる、独自のアプローチを長年続けている、なにわ淀川花火大会。会場内にゴミを残すことを推奨し、翌日ボランティアによって集中的に清掃するこの仕組みは、数十万人規模のイベントにおける一つの実践例として注目されます。
このルールを知らない人から、毎年誤解に基づく批判が発生していますが、大規模イベントにおけるゴミ処理の方法は、それぞれの会場や状況によって最適解が異なります。事前に公式情報を確認することの重要性を示す事例ともいえます。
参考:なにわ淀川花火大会公式Webサイト(https://www.yodohanabi.com/
引用元: ・「ゴミ放置ひどい」花火大会翌日の悲惨な光景に物議も…→「それ、公式ルールです」指摘が続出、なぜ? [七波羅探題★]