ふかわりょう　トランプ氏をノーベル平和賞推薦の政府に疑問符「世界的な振る舞いを見ると…ちょっとおだてすぎ」

　お笑いタレントふかわりょう（51）が29日、TBS系「ひるおび」（月～金曜前10・25）に生出演し、28日に行われた日米首脳会談について自身の印象を語った。

　高市氏はトランプ氏をノーベル平和賞に推薦することを伝えたり、晋三元首相のパターをトランプ氏に贈るなど、サービス満点の歓待ぶり。その後はワーキングランチ、横須賀基地への訪問にも同行するなど、強固な日米関係を強調した。

　会談が行われた東京・迎賓館の前庭には、トヨタ車、フォード車が並べて展示されていた。トヨタが米国産車を逆輸入する計画や、全米各地に巨大工場を建設する方針もあり、それをアピールする狙いがあったとみられる。

　スタジオでは、トランプ氏がこの演出に気づいたかどうかで議論が巻き起こった。ふかわは「結果的に思いが届かなかったとしても、この姿勢はいつか伝わると信じて（いる）」と、期待も込めて話した。

　その上で、高市外交について言及。「高市さんの振るまいといいますか、懐に入ることがまず大事かなと思います。その後でちゃんと主張すべきところは主張するという順番なんでしょうが」と話し、懐に入る第1段階はクリアしたとの見解を示した。

　一方で「ただ今トランプ大統領の世界的な立ち位置から見て、ノーベル平和賞というところまではちょっとサービスしすぎかな」と指摘。「イスラエル、パレスチナに対するものとか、温暖化とか、そういうところの世界的な振る舞いを見ると、ちょっとおだてすぎたかなとは思いますが」と、賛否両論ある言動を手放しで称賛したことには疑問を呈した。

　あらためて「まずは好かれる、その先にちゃんと主張して欲しいなと思います」とし、主張すべきところは譲歩しない態度を期待した。