■熱い飲み物は「発がん性物質」である
「発がん性物質」という言葉は、私達の不安を過度に煽ります。この記事では、熱い飲み物が「発がん性物質」となった背景と、この事実をどう解釈したら良いか解説します。
2016年、WHOの研究機関であるIARC(国際がん研究機関)は、熱い飲み物(65℃以上)をGroup 2Aの発がん性物質と分類し(>>1)、熱い飲み物は「発がん性物質」である、という公式な表明をしました 。ヒトでの研究により、熱い飲み物は食道がんのリスクになるという判断です。
Group 2Aには、ヒトパピローマウイルス31型と33型、肝吸虫感染(肝臓に寄生する)などが含まれており、発がん性物質の分類としてはGroup 1に次ぐ「おそらく発がん性物質だろう」という分類です。
今もこの分類は変わっておらず、熱い飲み物は事実「発がん性物質」なのです。
引用元: ・熱い飲み物は「発がん性物質」である。熱い飲み物を飲むと死ぬ [421685208]
IARCによる発がん性の分類は、人に対する発がん性があるかどうかの「証拠の強さ」を示すものです。物質の発がん性の強さや暴露量に基づくリスクの大きさを示すものではありません。
誰なんだ
お前らも歳なんだね