容疑者逮捕の一報後、人だかりが出来るルーブル美術館(ロイター)

パリのルーブル美術館から19日に皇帝ナポレオンの〝お宝〟9点(うち1点は強盗団が現場近くに落とした)、市場価値にして8800万ユーロ(約155億7266万円)が盗まれた事件で、4人組強盗のうち2人が現地時間25日、逮捕された。ただ〝黒幕〟の存在も指摘されており、まだまだ予断を許さない。
10月19日午前9時30分頃、強盗はセーヌ川のフランソワ・ミッテラン河岸にある美術館の建物にフォークリフトを設置し、マスクを着けた2人がカゴに乗ったまま「アポロのギャラリー」へと向かった。太陽王ルイ14世が自身の栄光をたたえるために造らせたこの部屋には、王室の宝石コレクションと約800点に及ぶ王冠ダイヤモンドが収蔵されている。
電動カッターで窓ガラスと宝石の陳列ケースを破壊し、宝飾品9点を盗み、共犯者2人が運転する2台の大型スクーターで逃走した。この間、わずか7分だった。
パリ検察官のローレ・ベキュオ氏は「フランス国家警察の強盗鎮圧班(BRB)の捜査官が土曜日の夜に2人を組織的強盗と共謀の疑いで逮捕した。1人はパリのシャルル・ド・ゴール空港でアルジェリアに向けて出発しようとしていた。もう1人は、セーヌ=サン=ドニで警察に発見されたが、マリへの逃亡を計画していた」と発表した。
犯人らは逃走中に、手袋、ヘルメット、電動カッター2台、バーナー、黄色いベスト、トランシーバーなどを残し、そこから150以上のDNA、指紋などのサンプルを採取している。また、防犯カメラ、ドライブレコーダーなどの映像のリレー捜査によって犯人のルートを追跡している。100人以上の態勢で捜査しているという。
今のところ、8点の宝飾品は回収されていない。国際窃盗団「ピンク・パンサー」などのような犯罪グループだとすれば外部に協力者は作らず、金銭換金が目的だ。ネックレス、イヤリング、ブローチなどを飾るダイヤモンドなどが外されて形を変え、金は溶かされ、今後、バラバラに売却される可能性が高いという。
一方、別の可能性も考えられる。防犯カメラの映像などにより、美術館の警備員が強盗事件の前に犯人と思われる人物と接触していたことが判明している。つまり、その警備員が犯人にセキュリティーの機密情報を漏えいしたことで、すみやかな強盗が行われたとみられている。
欧州事情通は「逮捕された2人はすでにフランスの警察に知られている窃盗の常習犯で、全体の絵を描けるような人物ではなく、雇われて、命令に従って行動していたのかもしれません。今回の事件は、警備員を買収するもしくは、スパイとして働かせていたような周到さがあります。超裕福な歴史的アイテムコレクターが全体を画策していたとすれば、私的コレクションにするとも考えられます」と指摘した。
〝黒幕〟はいるのか。存在するとしたら、いったい誰なのか。
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犯人はアフリカ系でいいのコトよ