被告はなぜ世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に怒りを抱き、元首相に殺意を向けたのか。大阪拘置所で被告と面会を重ねた複数の裁判関係者への取材から、一つの断面が浮かび上がる。
「このまま教団が解散してくれたらいい」
2012年に教団の創始者・文鮮明(ムンソンミョン)氏が死亡し、資産や主導権をめぐって内紛が起きていたころ。被告の抱える負の感情は、そのようなものだった。
母親が入信したのは、被告が小学生だった1991年ごろ。父が84年に自殺し、その後、兄は生死に関わる大病を患って片目を失明した。
教団に救いを求めた母はやがて、父の死亡保険金や自宅の売却益など計約1億円を献金。一家は借家暮らしとなり、生活は困窮した。
母は教団の「修練会」に参加するため、長期にわたって子どもたちを残して韓国に行くこともあった。
自己破産するまで献金を続け、被告は奈良県の進学高校に通いながら、教育資金の不足から大学進学をあきらめた。
「なぜこんな最期を迎えなければ…」
転機は2015年ごろの出来…(以下有料版で,残り1216文字)
朝日新聞 2025年10月28日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/ASTBS34R4TBSPTIL006M.html?iref=comtop_7_01
引用元: ・安倍氏銃撃の前日 自作銃に半信半疑、それでも「後戻りきかない」-今日初公判 [蚤の市★]
近代だと例がないね