先月29日、アサヒグループホールディングスはサイバー攻撃を受け、システム障害が発生したと発表しました。
この影響により、アサヒビール発祥の地・吹田をはじめ全国30ある工場の多くで製造・出荷が停止するという事態に。
さらにビールだけでなく、三ツ矢サイダーやカルピス、ウィルキンソンなど人気商品も品薄状態に陥っています。
これを受け、阪神タイガースは日本一になった場合でも、ビールからシャンパンに変更することを検討中とのこと。
騒動から約1カ月が経ったいま、「アサヒビールショック」は大阪のビール市場にどのような影響を与えているのでしょうか?
■酒屋の現場は…ネット注文からFAXなどで注文するというアナログに逆戻り
ビール大好きな秦令欧奈アナウンサーが大阪・天満にある酒店を訪ね、「酒のながた」の店主・永田さんに、騒動前と比べた状況を聞きました。
【秦令欧奈アナウンサー】「アサヒビールの騒動前と比べるとどうですか?」
【酒のながた・店主 永田さん】「今は『これだけほしい』と言った分はこない。卸売業者から提示された分をいただく。希望数には足りていない」
酒類は一般的に酒造メーカー→卸売業者(問屋)→酒店・コンビニという流れで消費者に届きます。
実はいま、サイバー攻撃の影響でネットでの注文ができず、卸売業者がアサヒにFAXなどで注文するというアナログな状態に逆戻りしているのだそうです。
そのため、騒動から1カ月たった今も供給が不安定な状況が続いています。
ということは売上も大幅減少…?と思いきや。
【秦令欧奈アナウンサー】「騒動前に比べて売り上げってどうなっていますか?」
【酒のながた・店主 永田さん】「売り上げとしてはそこまでは落ちていない」
■アサヒビールとサントリーとサッポロのサーバーの口は一緒
いったいなぜ?その秘密を聞いてみると…
【永田さん】「アサヒビールとサントリーとサッポロ、この3社はサーバーの口は一緒なんで、アサヒさんから借りているサーバーでもサントリービール、サッポロビールは出せます」
【秦令欧奈アナウンサー】「アサヒからその2つに乗り換えるとしてもコストなく替えられる?」
【永田さん】「アサヒビールがないから、次サッポロ来たら、そのままガチャっとつけれちゃいます」
キリンは唯一受け口が違うものの、ヘッドを交換すればすぐに使用でき、費用もかからないのだそうです。
■思わぬ連鎖反応!ビール市場全体に広がる品不足
しかし、これで一件落着とはならず…予想外の連鎖反応が起きていました。
【永田さん】「アサヒがない、次はサッポロビール、次はサッポロビールがない。次サントリー、サントリーもない」
【秦令欧奈アナウンサー】「逆にアサヒがなくなったことで、サッポロ、サントリーが売れすぎて…」
【永田さん】「次はあんまりこれ以上出したら0になるから、またそこで出荷調整で出せなくなる」
アサヒへのサイバー攻撃がきっかけで、いまやビール市場全体に大きな影響が出ているのです。
この状況に、別の酒店からは悲痛な声も…。
【伊吹屋 店主・小牟礼さん】「ある意味地獄ですよ。普通でしたら配達行くだけで終わり。(店に)行って説明、『どうなりました?』と聞かれて一軒一軒丁寧に説明させていただいているんですけど、苦情が僕たちに来る。
『なんで入らんねん!』、さらには『用意しとかないお前らが悪い!』とか…注文かけてもアサヒスーパードライとかは全部欠品です。
(売り上げは)目に見えて落ちてるのは落ちている。ひと月20%ぐらいは落ちていると思いますよ。もう勘弁してくださいですよ
引用元: ・【ビール】アサヒ「サイバー攻撃」から約1カ月 ネット注文からFAXへアナログ回帰 売り上げ20%ダウンの酒店は「ある意味地獄…」 [1ゲットロボ★]
早う復活してくれ。
一つ一つの発注に紙のリストでピッキングwwww
検品や棚卸しも全て紙のリストwwwww
