専門家は「これまでにない事態が進行している」と危惧する。
住宅などに保管された「米」を狙ったとみられるクマが増えているからだ。
* * *
■クマ被害は「新たな局面」か
岩手県北上市和賀町では今年7月以降、クマに襲われて3人が亡くなった。
クマの出没は今も続いている。
北上市は対応に追われている。
市の担当者は、「全国的なニュースになっている通り、クマへの対応で職員はゆとりがなく、逼迫した状況だ」と、慌ただしく話した。
冒頭の3人のなかには、81歳の女性が自宅にいてクマに襲われて亡くなったケースも含まれる。
日本ツキノワグマ研究所・所長の米田一彦さんは、東北におけるクマによる人身被害は、「新たな局面に入ったのではないか」と危惧する。
クマが家の中まで押し入り人を死に至らしめたケースは、史上最悪のクマ被害として知られる1915年の「三毛別ヒグマ事件」(現・北海道苫前町、死者7人、負傷者3人)などくらいで、ツキノワグマでは、過去130年間なかったからだ。
■クマはコメを狙って住宅に侵入か
なぜ、クマが住宅に侵入するのか。
米田さんが注目するのは、「米」だ。
今年、東北各県では米を狙ったとみられるクマの出没が相次いでいる。
稲田に実った米を食べるクマは以前から存在した。
だが、最近は住宅内に置かれていた米を狙うケースが増加している。
和賀町では、クマの出没が始まった今年6月から10月にかけて、住宅や住宅敷地内の倉庫が繰り返し襲われ、米が食べられた。
クマが米を狙って住宅に接近し、侵入すれば、人身被害の可能性は高くなる。
クマによる米の食害は、報道されているだけでも隣接する西和賀町のほか、岩手県一関市、同釜石市、秋田県鹿角市、宮城県仙台市、福島県会津坂下町などで発生している。
つづきはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/788ebfaefa5289fede3bef664b3d40ccac59edab
引用元: ・【社会】クマは「コメの味」を覚えて住宅に侵入か エサは米ぬか イノシシ用「ワナ」にかかるクマを駆除できない悪循環
くまオンライン化
くまさんネットワークw