中国網に寄稿した黒竜江省社会科学院北東アジア研究所研究員の?志剛氏は「まず日韓関係は厳しい試練に直面する」と注目。「李在明(イ・ジェミョン)政権発足以降、対日関係改善基調が維持され両国間の『シャトル外交』も始動したが、両国間に横たわる歴史的遺恨と現実的矛盾は根本的に解消される兆しが見られない。今後日本の政権がより右傾化・保守化すれば、紛争と矛盾が再燃するだろう」とした。
日中関係についても「中日関係も新たな挑戦に直面する可能性がある」と論評。「高市氏がこれまで示した対中関係に関する見解・立場・主張には常に疑問符が付き、その言説は両国関係の安定と民意の交流における負のファクターとなってきた。日本の政界が保守政治へ傾けば、中日関係にダメージを与えるに違いない」との見方を示した。
続いて「北東アジア地域協力が日本の混迷する政局に巻き込まれる危険性がある」と分析。「明治維新以来160年の日本近現代史が証明するように、日本は重要な岐路において常に『地域不安定化の要因』『安定構造の破壊者』の役割を演じてきた。現在の右傾化が進み混迷する政局は、歴史的な過ちを繰り返すのではないかとの懸念を再燃させている」と断じた。
今後の見通しに関して?氏は「日本の内閣は今後、日米同盟下での外交による国益追求を強調し、『専守防衛の突破』と『反撃能力の構築』を支えるだろう」と予測。
「この軍備増強思想は地域のパワーバランスを破壊し、関連地域の摩擦リスクを高めている」と述べた。
https://www.recordchina.co.jp/b962554-s25-c10-d0059.html
1931年9月、日本の関東軍が柳条湖事件を契機に中国軍との戦闘に突入、満州を占領した。翌年、満州国を建国。国際的非難の中で、国際連盟から脱退する。
国内では軍国主義的傾向が強まり、五・一五事件で政党政治が終わりを告げる。次いで華北への侵略は日中関係をさらに悪化させ、1937年には全面的な日中戦争に突入した。
満州事変は1945年まで続く、日中の十五年戦争の始まりとなった。
引用元: ・【軍国主義】中国メディア「日本の右傾化が進み混迷する政局は、歴史的な過ちを繰り返すのではないかとの懸念を再燃させている」