布袋寅泰と吉川晃司のユニット「COMPLEX」からの寄付金でスケボーなどの施設、石川・輪島市に11月オープン

　石川県は23日、スケートボードなどを楽しめるアーバンスポーツ施設を輪島市に開設すると発表した。布袋寅泰さんと吉川晃司さんのロックユニット「COMPLEX（コンプレックス）」からの寄付金約13億円の一部を活用する。オープンは11月1日で利用は無料。

　名称は「NOTO COMPLEX PLAYGROUND」。同市宅田町の商業施設ワイプラザの敷地内で整備が進んでいる。床面積は約800平方メートルで3対3のバスケットボールコートや斜面のあるスケートボードエリア、鏡や音響設備を備えたダンスエリアがある。

　運営は市内の一般社団法人が担う。COMPLEXの寄付金を活用した「能登復興支援事業」に採択されており、「能登官民連携復興センター」が、3年間で運営費など計約1億4千万円を支援する。

　施設では、スポーツイベントやプロを招いたスクールの開催を予定しているという。馳浩知事は会見で「思い切り遊べる場がほしいという被災地の子どもたちの希望に応えることができる施設。多くの人に利用され、愛される施設になってほしい」と話した。（椎木慎太郎）