上昇が続いていた金の価格が急落しています。
金の価格の国際指標となっているニューヨーク先物の中心限月12月物は、前日比5.7%安の1トロイオンス=4109.1ドルとなりました。これは、2013年以来の大幅な下落率です。
この流れを受け、国内の取引価格も大きく値下がりし、田中貴金属工業が22日朝、公表した金1グラムあたりの小売価格は前日より1540円安い2万1830円となりました。
金の価格は8月以降、急上昇していて、国内の小売価格は8月1日から21日までに6000円近く上昇、21日は2万3370円と最高値をつけていました。
一般的に金は「安全資産」とされ、戦争や貿易摩擦といった地政学的なリスクや株安など経済不安が増大すると価格が上昇する傾向があります。
このところ、アメリカではAI関連企業の業績が好調で株価の上昇が続いていて、ダウ平均株価は21日、最高値を更新しました。
また、中東の紛争や米中の貿易摩擦などもやや警戒感が薄らいでいます。
市場関係者は「金の価格は過熱感が高まっていたため、株高や地政学的リスクの緩和などを背景にいったん調整の動きが出た」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2952883697518db41bf915b411dae548fc45b193
引用元: ・金価格が急落 過熱感一服 背景に株高や地政学リスクの緩和 [どどん★]