「あまりに唐突」
「大幅削減もできないようでは、日本の未来を切り開くことは難しい」。維新の吉村代表の決意に、東京都中央区の大学2年の男性(20)は「しっかり仕事してくれる議員だけにして、税金を無駄遣いしないでほしい」と歓迎する。
比例代表の削減を念頭に置いた主張には懸念も広がる。「少数派の声が届きにくくなる」と危惧するのは、7月の参院選比例選で初当選したチームみらいの安野貴博党首(34)。「我々のような『スタートアップ(新興)政党』が生まれることが難しくなる」という。昨年の衆院選で比例復活した、れいわ新選組の多ケ谷亮副代表も「『政治とカネ』の問題を置いたまま、あまりに唐突だ」と憤った。
慎重論は自民党からも。選挙制度改革に携わる逢沢一郎衆院議員は「『定数減が善』で『増が悪』という考えではなく、与野党で丁寧な議論が必要だ」と語る。
北海道の鈴木直道知事は17日、財政難で市議会の定数が半分になっていた夕張市長時代に触れて、「地域の声をどう拾うのかをセットで考えなければならない」と持論を展開した。
維新は「副首都構想」の実現も重視する。維新の骨子案では、道府県の申し出に基づいて首相が指定し、国からの税源移譲や規制緩和、国会や省庁機能の一部移転などの特例措置がある。
ただ、維新が大阪で目指す「大阪都構想」が前提とされており、構想に反対してきた自民大阪府連の幹部は「絶対にのめない」と反発。他党からも「我田引水が過ぎる」(立憲民主党衆院議員)との批判が相次ぐ。
政権交代幻に
国民民主党の与党入りや野党共闘による政権交代は、いずれも幻に終わった。支持母体の連合側は自民との連立を容認しない立場を崩さず、連合東京の斉藤千秋会長は取材に「政権交代が実現すれば、働く人たちのための政治を作れた。千載一遇のチャンスを逃した」と悔やんだ。野党連携を図った立憲民主党東京都連の長妻昭会長も「独自色を出し、党勢拡大を考えた結果だろう。事情はわかるが、もったいない」と話した。
本紙が号外発行(略)
読売新聞 2025/10/22 07:01
https://www.yomiuri.co.jp/national/20251022-OYT1T50022/
引用元: ・維新の「看板政策」議論本格化へ…定数削減に与野党慎重論も、「副首都構想」には「我田引水が過ぎる」 [蚤の市★]
青山とか西田とか比例のくせに図々しいよな