10/20(月) 11:30 Rolling Stone Japan
https://news.yahoo.co.jp/articles/0945f01656f98764d704bd15d23973089b9e8cbc
アンソニー・ジャン、1998年撮影(Photo by Paul Bergen/Redferns)
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アメリカの伝説的ベーシスト、アンソニー・ジャン(Anthony Jackson)が10月19日、73歳で死去した。エレクトリックベースの可能性を拡張した革新的奏者であり、6弦ベース「コントラバス・ギター」の考案者としても知られる。
訃報は愛用楽器の製作元Fodera Guitars社および長年の共演者アル・ディ・メオラにより公表された。Fodera社は「最も先見的で影響力のあるベーシストの一人、彼のレガシーは、FoderaのDNAに刻み込まれています。あなたの貢献によって、ベースの世界は永遠に豊かになりました」、アル・ディ・メオラは「6弦コントラバス・ギターにおける彼の天才的な創造力は、現代音楽の形を根本から変えました。晩年のアンソニーを愛情深く支えてくださったダネット・アルベッタさんに、心から感謝申し上げます。あなたの献身が、彼の人生に確かな変化をもたらしました」とそれぞれ追悼している。
ジャンは1952年6月23日、米ニューヨーク生まれ。70年代にセッション・ベーシストとして頭角を現し、ビリー・ポールやオージェイズとの共演で一躍注目される。以降、数百枚ものアルバム、何千件ものセッションに参加。ロバータ・フラック、チャカ・カーン、スティーリー・ダン、リー・リトナー、チック・コリア、アル・ディ・メオラ、ミシェル・カミロらジャンルを超えた名アーティストと共演を重ねた。
また、彼が考案した6弦ベース「コントラバス・ギター」は、従来の4弦に低音B弦と高音C弦を加えることで表現力を飛躍的に拡張し、多弦ベース文化の礎を築いた。スラップなどの派手なプレイに頼らないグルーヴ重視の演奏スタイル、アンサンブルを支える姿勢は多くの共演者から称賛された。
日本との関係も深く、1977年には深町純や日野皓正のアルバムに参加し、その後も渡辺貞夫、渡辺香津美、今田勝など多数の日本人アーティストと共演。2000年代には矢野顕子のツアーに参加し、2010年代には上原ひろみとの「ザ・トリオ・プロジェクト」に参加。ドラマーのサイモン・フィリップスと共に超絶技巧を支える土台を務めた。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
引用元: ・【訃報】伝説的ベーシストのアンソニー・ジャクソンが73歳で死去、矢野顕子や上原ひろみとも共演 [湛然★]