日本株の急上昇の背景には、地政学的な変化があるという。人気エコノミストに聞いた。(聞き手=浜田健太郎/稲留正英・編集部)
── 以前から日経平均株価は5万円を超えると主張していた。
■いくつかの大きな要因がある。一番大きなものは地政学的な変化だ。米中の「新冷戦」によって、日本の地政学的な地位が大きく改善している。ブロック経済化はサプライチェーンの日本への回帰、グローバルな資本のリアロケーションといった形で、日本に追い風になる。こういう大きなテーマは、日本株だけでなく、日本への直接投資の拡大にもつながる。
── そのほかの要因は。
■もう一つは、日本のソフトパワーが大きくなっていることだ。今年の訪日旅行者は過去最高を更新する見通しで、日本に興味を持つ人たちが世界に増えている。これに加えて、日本の株式市場の内部的な要因がある…
Emin Yurumazu 1980年トルコ出身。2006年東京大学大学院新領域創成科学研究科を修了。野村証券に入社し、投資銀行部門、機関投資家営業部門に勤務後、16年複眼経済塾塾頭、24年にレディーバードキャピタルを設立し、代表就任。
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20251028/se1/00m/020/053000c
引用元: ・【今後10年内に日経平均株価は13万~14万円】以前から日経平均株価は5万円を超えると主張していた人気エコノミスト エミン・ユルマズ レディーバードキャピタル代表