女優の中山忍(52)が19日放送のフジテレビ「なりゆき街道旅」(日曜正午)にゲスト出演。昨年他界した姉で女優・歌手の中山美穂さん(享年54)の代役を務めたドラマ出演を振り返った。
忍は今年2月6日放送の同局ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」第5話に出演。1話、3話には美穂さんが出演していたが、昨年12月に他界したため、代役としての出演だった。
MCの「ハナコ」岡部大から「お姉さんの代役もされて」と話を振られ、「そうですね」と忍。急に話があったのかと問われると「そうですね。本当に突然だったので、心の準備みたいなものが何もなかったんですけどもう」と話した。
「共演っていうことをしたことなかったので。1話と3話と5話に姉が出る予定だったんですね」と言い、「1話と3話を見て、ああ、お姉ちゃんはこういうふうにやりたかったんだなって。残りをやりたいなって思ったんです」と打ち明けた。
「割と厳しめな(保育園の)園長さんっていう設定だったんですけれど、姉はちょっとちゃっかり仕事を人に押し付けちゃうような、可愛らしい感じに仕上げていたんですよ」とし、「ああそうか、そういうふうにやりたかったんだ。お姉ちゃん、この先お芝居をこういうふうに道を開いていこうとしていたんだって思うと、やりたいなと思って。まあお願いしたら、やらせていただけることになって」と説明した。
さらに「本当にこれは感謝しているんですけど。最後に名前がテロップで出るじゃないですか。その時に中山美穂・中山忍って並んで出してくださって。並べた」と明かし、
「最初で最後になってしまったんですけど、凄い、うれしかったです。何か私がしてあげられることが、もう本当にないと思っていたので」と目に涙を浮かべながらほほ笑んだ。
演じている時は「我慢してないと泣いちゃう自分がいたので、泣かないようにするって気持ちをゼロにしていると、普段自分と役を行ったり来たりすればいいことだけど、間で一時停止しちゃうみたいな気持ちになって」と忍。
美穂さんが使っていた小道具を実際に使用し「園長先生だったから、エプロンと眼鏡と時計は。別人物という設定だったんですけど、使わせてもらって」と明かし、衣装担当者からは撮影後エプロンを1着贈られたとした。
「そしたらこうお姉ちゃーんという気持ちになって」と涙してしまったと言い、すると衣装担当者はエプロンをさらにもう1着持って来てくれ、再び泣いたという。「本当に優しかったです。あの時の現場の方に感謝してます」とここでも再び涙をぬぐった。
「私が頑張って仕事をすることで、姉を思い出すきっかけになってもらえたらいいなと思って」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce3c91a7aeafbe0452a5789777cd81002608c08d
引用元: ・中山忍 姉・中山美穂さんの代役務めたドラマ出演を涙で回顧「やりたいなって」「凄いうれしかった」 [jinjin★]