読売新聞オンライン
およそ四半世紀にわたった「自公」の蜜月時代が終幕を迎えることになった。公明党の斉藤代表が10日、自民党の高市総裁に政権からの離脱を通告したことで連立の枠組みは崩れた。臨時国会での高市首相誕生に向けた道筋は不透明さを増し、国政選で長年、公明と協力関係にあった全国の自民議員にも動揺が広がった。
「がん」呼ばわり
「驚きだ。今まで積み上げてきた関係もあるが、どうなるかわからない」。自民の鬼木誠衆院議員(比例九州)は10日夜、困惑の表情を隠さなかった。
昨秋の衆院選で公明の推薦を受け、福岡2区では約1万2000票差で立憲民主党に敗れたものの、比例復活した。次期衆院選でも苦戦を強いられるとみられ、支援する山崎拓・自民党元副総裁は「公明が離脱するとは思っていなかった。非常に厳しい」と話した。
これに対し、公明の地方議員は「『政治とカネ』だけでなく、我々を『がん』呼ばわりしたことも問題だ」と憤る。福岡選出で、高市氏の後ろ盾となった自民の麻生副総裁はかつて、安全保障政策で慎重な姿勢の公明幹部らについて「がんだった」などと言及したことがある。この議員は「発言を機に、支持者は自民を支え続けることにうんざりしてしまった」と明かす。
公明大阪府本部の土岐恭生幹事長は「『政治とカネ』の問題で方向性がないまま連立の合意をすれば、党は再起不能になってしまう」と述べ、斉藤代表の決断に理解を示した。
影響衆院選にも
影響は、次期衆院選に向けた候補者調整にも及ぶ。
自公は今年6月、北海道4区(札幌市など)を自民が公明に譲ることに決め、自民の中村裕之衆院議員(比例北海道)が、公明の佐藤英道衆院議員(同)とあいさつ回りを続けていた。
中村氏は取材に「こんなことになるとは思ってなかった。『状況が変わったので選挙区で(自分を)勝たせてください』とお願いするしかない」と述べた。
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引用元: ・「こんなことになるとは」自民議員に広がる動揺…四半世紀にわたった「自公蜜月」終幕 [ぐれ★]
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