もはや、命を守るためにも必要不可欠になっているエアコン。これだけ暑い日が続くと、費用もかさみます。夏休みを終え、学校でもエアコンは最大限に活用されているんですが、愛知の県立高校では、一部のエアコン料金を保護者が負担していると言います。取材を進めると、残暑並みの厳しい事情が見えてきました。
名古屋市千種区にある、県立愛知総合工科高校。
生徒たちは、エアコンの効いた教室で授業を受けています。
この夏、“フル稼働”のエアコン。
ただ、その費用の一部が、生徒側の負担となっているといいます。
それは「特別教室」です。
校内には、クラスの普通教室のほか、実習などを行う「特別教室」などにもエアコンがありますが――
実は愛知県の県立高校では、特別教室のエアコン代は公費ではなく、保護者が負担しているんです。
なぜ、このような状態が起きているのでしょうか。
県の教育委員会、財務施設課の伊藤さんにその背景を聞きました。
「2005年ごろから保護者から(エアコン設置の)要望があって、夏休みに限って補習があって、生徒が授業に集中できるように、エアコンを設置してほしいと要望があった。県立高校の普通教室の空調は、2021年から公費で負担している。特別教室は保護者に負担してもらっている状況」(愛知県教育委員会 財務施設課 伊藤周平さん)
「保護者負担」の状況が続く
2021年、県立高校のすべての普通教室でエアコン設置が完了しました。
この費用は公費で負担される一方で、保護者側の要望で設置された経緯がある「特別教室など」については、そのまま「保護者負担」の状況が続いているといいます。
その負担、いったいいくらかかっているのでしょうか――
「(去年の平均で)1人あたり約1万100円」(伊藤さん)
Q.なぜ公費で全部負担できないのか
「予算のからみもある。小中学校については補助があるので、補助を活用して市町村で進めていると思うが、県のほうは国からの補助がないので、全額県の予算で進めている状況」(伊藤さん)
学校によって差はあるものの、全日制で生徒1人あたりの負担は年間約1万100円。
前の年よりも約600円増えているといいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/733d638b11e78a65fd6847603e9da214b9bfae99
引用元: ・県立高校の特別教室「エアコン代」愛知は一部、保護者が負担 岐阜と三重は全額公費負担 [567637504]
今後の見通しは?
学校のエアコン代を保護者が一部負担することについて、街で聞いてみると――
「(エアコン代は)国や県が払っているものだと思っていたので、親の負担があるのはびっくり」(街の人)
「子育て世代、少子高齢化が進んでいる中で、親が負担をしていくというのは、あまりよくないと思う」(街の人)
Q.今後の見通しは
「普通教室については、公費化がされている。今後一部、保護者の負担がある特別教室は、できるだけ早く(予算を)つけられるように、県としても検討を進めているところ」(伊藤さん)
東海3県のエアコン代の負担状況は?
東海3県の学校のエアコン代・電気代の負担状況をみると、岐阜県と三重県の県立高校では、エアコン代は普通教室も特別教室もすべて公費負担です。
特別教室の中にはエアコンがない教室もあり、三重県では寄付でエアコンをもらって設置する場合もあるそうですが、電気代は公費負担だといいます。
名古屋市立の高校は普通教室は公費負担、特別教室は一部でPTAが負担する形をとっています。
公立の小中学校は国の補助金もあり、原則公費でまかなわれることになっているといいます。
教育問題に詳しい、名古屋大学大学院の内田良教授は、「かつてエアコンは“ぜいたく品”という考え方もあったが、今や必需品。最低限の学校の施設整備として、公費で負担するのが原則だと思う」と話しています。
メガソーラーよ
学校の屋根に取り付け義務
流石にぼったくっては無いだろうし
職員室のクーラー代もしれっと混ぜてるとかじゃなきゃ良いんじゃない
議員1人飼うよりガキの空調代にしたほうがよっぽど有意義だろ