だが、その優先レーンに、ベビーカー1台にその両親と祖父母、さらに他の子どもたちも含めて総勢10名ほどが一緒に入場しようとしたり、小学生ほどの大きな子どもをベビーカーに乗せて優先レーンを利用したりといったケースを、筆者は目撃したことがある。
車いすでも似たようなケースが散見され、優先レーンを設けていないパビリオンで「どうして優先入場できないんですか」とスタッフに問い詰めたり、開幕しばらくして優先レーンの利用基準を「同伴者2名まで」などと変更したりするパビリオンもあった。
さらに、パビリオンの行列で、ずっと1人しか並んでいなかったのに途中から大勢が合流したり、しれっと割り込みしたりする人々も少なからずいる。また、パビリオンの行列があふれて「行列規制」が行われ、しばらくしてその解除後を狙い、「ここで待たないでください」と警備員に言われ続けても待ち、解除になった途端に人が殺到して非常に危ない場面も。ある人はぶつかられて転倒してもぶつかった人は助けることもなく、ケガした本人は救護室で手当てを受けたという。
また、西ゲートで入場を待っていた際、ここも人が密で、筆者の隣りでやや高齢の女性2人が「私が先にいた」「押さないで」といった口げんかを始めた。どちらも1人で来ていたようで、周りの人々が積極的に止めるでもなく、入場するまで延々と続いた。
来場者のマナーの悪さは、他にもみられる。例えば、入場ゲートやパビリオンで待つ際、暑さをしのぐため、日傘を使うことが多く、万博協会も利用を推奨している。だが、万博の「人が密になる」場所で日傘を使うと、周りに対して危ないことが多々ある。実際、日傘の先が何度も身体にぶつかり、顔付近だと危なかったというシーンに、筆者は何度も遭遇した。
また、ゲートやパビリオンで待つために「折り畳み椅子」を持参する人も多く、万博で持参する必須アイテムの1つとなっている。椅子を使う人が座った状態で日傘をさすと、使わない人に当たることもあり得る。
さらに、多くの国々がブースを出展する共同パビリオン『コモンズ』では、その展示品に手を触れる来場者も増えているという。「展示品に触れないでください」と表記されていなくても、遠方から日本までわざわざ運んできた展示物を丁重に取り扱うのは当然のこと。一部の人による行為とはいえ、日本人の民度が疑われる残念な事態である。https://news.yahoo.co.jp/articles/5a8c29b53b7663a46f83cfc484da3bf7811eae0a
引用元: ・大阪関西万博で起きている「日本人の民度崩壊」入場ゲートやパビリオンで「行列を巡るバトル」が勃発 [バイト歴50年★]