敬老の日に考える 「高齢者とは」問い直す
国の体力・運動能力調査によると、65~79歳の6項目の体力テストの合計点は、コロナ禍の時期にやや落ち着いたものの、右肩上がりが続いています。このうち6分間に歩ける距離を見ると、2024年度(速報値)の75~79歳の男性は583メートル、女性は550メートル。1999年度から50~70メートル伸び、当時の65~69歳と大体同じです。
認知機能についても前向きな研究結果があります。国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)を中心とする全国の研究機関による2022年の報告では、健康な認知機能を維持している高齢者の割合を17年と10年で比較した結果、男女とも全ての年齢区分で17年が上回りました。
あくまでデータ上ですが、区分によっては10歳ほど若返っているようです。
同センター老化疫学研究部の西田裕紀子さん(52)は「時代とともに教育歴が長くなったことなどが背景にあるのでは」と分析しています。
ほかにも高齢者の健康状態の改善を示すデータはいくつもあり、日本老年学会は昨年、現状は一般に「65歳以上」とされている高齢者の年齢を「75歳以上」とすべきだとする報告書を公表しました。17年にも同様の提言を出しており、65~74歳は「准高齢者」、90歳以上は「超高齢者」と呼ぶことも提案しています。
「65歳以上」を高齢者とみなす考え方は多くの国で共通ですが、始まりは実に1956年の国連の報告書だそうです。既に70年近くがたち、日本人の平均寿命は20年ほど延びました。高齢者の年齢見直しは社会保障や定年など多くの制度に影響し、慎重な議論が必要なのは当然です。
ただ、半世紀以上も前に生まれた「高齢者」の概念を私たち一人一人が問い直すことは、老年の暗い側面が強調されがちな社会の空気を変え、気持ちを前向きにするきっかけになり得るのではないかと思います。
引用元: ・9月15日 今日は『敬老の日』 ところで老人って何歳から?おまえらもう片足突っ込んでるよな [878978753]
今は65歳、その内70歳、75歳になる
永遠に定年にならない
労えじゃねえの?
人を祝うことはないと思う。
コメント