去年10月に亡くなった、俳優・西田敏行さんの活躍をゆかりの品々から振り返る企画展が、西田さんの生まれ故郷の福島県郡山市で開かれています。
郡山市出身の西田敏行さんは、「釣りバカ日誌」シリーズやNHKの大河ドラマなど多くの映画やドラマに出演し、親しみやすい人柄で人気を集めましたが、去年10月に76歳で亡くなりました。
郡山市は、西田さんを去年12月に名誉市民に選出し、6日から市内の3つの会場で、西田さんの写真やゆかりの品々などおよそ200点を展示する企画展を開いています。
このうち、郡山市立美術館の会場には、日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞した映画「敦煌」や、会津藩の家老を演じた大河ドラマ「八重の桜」など、西田さんが出演した数々の作品のワンシーンを切り取った写真が展示されています。
また、撮影現場で出番を待つ間に着ていた羽織りや、イベントなどで着用したスーツなども展示され、西田さんの活動の軌跡をたどることができます。
県内から訪れた50代の男性は、「シリアスな面とおどけた面の両方を演じられるところが好きでした。同じ福島県人として誇りです。作品ごとに足跡をたどれてよかったです」と話していました。
このほか、郡山市歴史情報博物館には、西田さんの中学時代の同級生から寄せられた学生時代の写真が展示され、友人と笑顔で肩を組む姿からは、西田さんの朗らかな人柄を感じ取ることができます。
企画展、「愛してるぞ~い!」は、今月28日まで開かれています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20250906/6050030891.html
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