日本人はフライが嫌い
単打ばかりのアベレージヒッターより、長打力のある長距離砲の方が、価値がある打者だということは、打率とOPSの比較でも分かってもらえたと思います。それならなぜ、日本ではOPSが浸透しないのでしょう。
さまざまな要因はありますが「日本人はフライが嫌い」という点に集約されてくると思っています。
甲子園での野球中継を聞いていても、フライを打った瞬間に実況アナウンサーが「あぁ! 打ち上げてしまったぁ〜!」と叫んでいるのをよく聞くでしょう。続けてアマチュアの解説者が「そうですね。アッパースイングではなく、上からたたきつけてゴロを打たないといけません」とダメ押しします。
「これじゃ、日本の野球はレベルが上がらないよ」
そんなやり取りを聞くたびに「これじゃ、日本の野球はレベルが上がらないよ」と心の中で涙を流しています。
アマチュアの解説者には大変申し訳ないのですが、これが現実です。それを聞いた小学生や中学生の指導者が「そうだよな」と納得して、フライを嫌いになっていくのです。ひどいのは、フリー打撃などの練習で「フライ禁止」と指導するコーチが多いことです。
ケースバッティングなどで、エンドランなどの練習ならいいのですが、バッティングの技術向上を狙うなら逆効果です。これが日本の打撃レベルが上がらない原因のひとつになっています。
もちろん、ダメなフライもあります。バットが外側から入ってしまうと、擦ったようなインパクトになり、ボールをカットしたようなフライになります。この手のフライは飛距離も出ません。
ダメなフライと紙一重のフライの区別がつかない人が多い」実情
しかし、ホームランと紙一重のフライがあります。タイミングがドンピシャで、わずかにボールの下を叩いてしまったような打球です。右打者のショートフライ、左打者のセカンドフライは、僅かな打ち損じが多く、決してダメなフライではないことが多いのです。
引用元: ・【野球】“日本人のフライ嫌い”に宮本慎也が苦言「これじゃ、日本の野球はレベルが上がらないよ」 日本野球の“勘違い”とは [ネギうどん★]
でもフライなら取られたらアウトだけどゴロなら何が起こるかわからない
レベルが低ければ低いほどこの傾向はある
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